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子どもの受診と小児科(Pediatricians)

ひとことで言うと

カナダでは、子どものふだんの受診もファミリードクターやナースプラクティショナーが中心で、小児科医(Pediatrician)などの専門医には、ふつう紹介を受けて行きます。出産を担当した助産師は、生まれた赤ちゃんのケアもし、必要なら小児科医に紹介します。オンタリオ州は、生後18か月の健診を受けるよう勧めています。

目次
  1. 子どものふだんの受診先
  2. 生まれたばかりの赤ちゃん
  3. 乳幼児の健診と予防接種
  4. 州・準州ごとの違い
  5. 手順
  6. 日本との違い・注意点

子どものふだんの受診先

カナダでは、ふだんの病気やけがの受診は、ファミリードクター(Family doctor、かかりつけ医)が受け持つのが基本です。子どもも同じで、日本のように親が小児科の医院を選んで直接受診する形とは違います。

移民・難民・市民権省(IRCC)の医療制度のページ(新しいタブで開く)では、次のように説明しています。

  • 多くの人には、医療が必要なときに行くファミリードクターがいる。
  • 専門医(Specialist)にかかる必要があれば、医師が専門医へ紹介する。
  • ウォークインクリニック(予約なしで行ける診療所)では、その州・準州に住んでいない人は料金を請求されることがある。
  • 緊急のときは、いちばん近い病院へ行く。

小児科医(Pediatrician)は子どもを専門に診る専門医です。小児科医にかかるときも、ふつうはファミリードクターなどからの紹介を受けます。ファミリードクターの探し方は「ファミリードクターの見つけ方」、ナースプラクティショナー(Nurse practitioner、NP)を含めた受診の流れは「受診の流れと持ち物」で扱います。

生まれたばかりの赤ちゃん

出産を担当した人が、生まれた赤ちゃんの最初のケアもします。

助産師のケアが終わったあとの受診先を、出産前から考えておくと安心です。助産師については「助産師(Midwife)による出産」で扱います。

乳幼児の健診と予防接種

オンタリオ州は、生後18か月を子どもの発達の大切な節目として、18か月の健診(Enhanced 18-Month Well-Baby Visit)(新しいタブで開く)を受けるよう勧めています。

  • ファミリードクターなどの医療者のもとで受ける。
  • 体、気持ち、人との関わりの発達について話し合い、ふつうの診察も受ける。
  • 遅れている予防接種があれば、このときに受ける。
  • 医療者から、無料の地域の子育て支援(EarlyON child and family centres など)の紹介を受けることがある。
  • 受診の前に、州のアンケート(Early Years Check-In)で気になることを整理できる。

予防接種の時期は州・準州で違います。「子どもの予防接種スケジュール」で州ごとにまとめています。

州・準州ごとの違い

ビバまる

州・準州によってちがうから、住んでいる州・準州を確認してね。

ファミリードクターを探す仕組みは州・準州ごとにあります。子どもについて、2026年10月時点で確かめられたことは次のとおりです。

州子どもに関わる内容
オンタリオ州ファミリードクターなどを探すヘルス・ケア・コネクト(Health Care Connect)に、家族で登録できる。登録のときに伝える健康の情報の例に「妊娠中、または2歳未満の子ども」がある。登録はオンラインか811(TTY 711、24時間)。18か月の健診を勧め、医師がいない人にはヘルス・ケア・コネクトへの登録を案内している
BC州BC州の小児病院 BC Children’s Hospital の多くのサービスは、医師やナースプラクティショナーなど医療者からの紹介が必要。紹介は専門家が緊急度や症状を見て審査し、順番を決める。予約が取れると、ふつうは病院から直接連絡がある
ほかの州・準州子どもの健診の時期や小児科の紹介の仕組みは、州の保健省・保健当局のページで確かめる

BC Children’s Hospital は、紹介を待っている間に症状が悪くなったら、紹介した医療者に相談するよう案内しています。紹介の内容が更新され、待ち時間が変わることがあります。救急外来に行っても、ほかのサービスの待ち時間は短くならないとしています。命に関わるときは、ためらわず911に電話するか、近くの救急外来に行きます(BC Children’s Hospital の紹介と待ち時間のページ(新しいタブで開く))。

手順

  1. 子どもが州の医療保険に入っているか確かめる。カナダで生まれた子どもの登録は「出生届と出生証明書(州ごと)」で扱います。
  2. 家族のファミリードクターを探す。オンタリオ州ではヘルス・ケア・コネクトに家族で登録できます。
  3. ふだんの受診や健診、予防接種は、ファミリードクターなどに予約して受ける。
  4. 専門的な診察が必要なときは、医師から小児科医などに紹介してもらう。
  5. 夜間や休日に迷ったら、811の電話健康相談で看護師などに相談する(「811の電話健康相談」)。
  6. 命に関わる様子があれば、911に電話するか救急外来へ行く(「救急外来(ER)と緊急ケアセンターの使い分け」)。

日本とのちがいと注意点だよ!

  • 日本のように小児科の医院へ直接行く形ではなく、ファミリードクターを通して小児科医に紹介されるのが一般的です。
  • ファミリードクターが見つかるまで時間がかかることがあります。出産の前から探し始めると安心です。
  • 子どもの具合が悪いときにどこへ行けばよいかは、811で相談できます。この記事では症状ごとの判断は扱いません。受診の必要は医師や看護師に相談します。
  • ウォークインクリニックの使い方は「ウォークインクリニックの使い方」で扱います。その州・準州に住んでいない人は、ウォークインクリニックで料金を請求されることがあります。
  • 日本で受けた予防接種の記録の扱いは「子どもの予防接種スケジュール」で扱います。

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医療・保険妊娠と出産(Prenatal care: family doctors, midwives and obstetricians)カナダでは、妊娠中のケアをファミリードクター、助産師(Midwife)、産婦人科医(OB-GYN)のいずれかが担当します。BC州とオンタリオ州では、助産師には医師の紹介なしで直接連絡でき、早めに連絡するよう案内されています。州の医療保険がまだない人は費用が高額になることがあるため、保険の状態を早めに確かめます。医療・保険カナダ歯科医療プラン(Canadian Dental Care Plan、CDCP)カナダ歯科医療プラン(CDCP)は、歯科保険がない、家族の調整後純所得がC$90,000未満などの条件を満たす人の歯科治療費の一部または全部を国が払う制度です。カナダで確定申告をしていることと、税務上のカナダの居住者であることが条件に含まれます。所得によって自己負担の割合が変わります。医療・保険歯科の受診と料金(Dental care in Canada)カナダでは、歯科医院でのふだんの治療は州の医療保険の対象外です。費用は勤め先の保険・民間の保険・自己負担のどれかでまかないます。保険がない人向けに国のカナダ歯科医療プラン(CDCP)があり、オンタリオ州などには子どもや高齢者向けの州の制度もあります。受診の前に見積もりを確かめるのが基本です。

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