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知っておきたいカナダの法律(Canadian laws for newcomers)

ひとことで言うと

カナダに来た人が特に知っておきたい法律を、飲酒・薬物運転、持ち込めない武器、大麻と国境、家庭内暴力と子どもの保護、結婚のルールに分けてまとめます。日本では違法でないものや、日本より厳しく扱われるものがあります。州・準州の法律も別にあるため、住む地域のルールも確かめます。

目次
  1. 国の法律と州・準州の法律
  2. 飲酒運転・薬物運転
  3. 持ち込めない武器と国境のルール
  4. 家庭内暴力と子どもの保護
  5. 結婚のルール
  6. 日本との違い・注意点
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ここは大事だよ

条件や金額は変わることがあります。手続きの前に、必ず公式の窓口やページで最新の情報を確認してください。個別の判断は、登録された専門家に相談してください。

国の法律と州・準州の法律

カナダには、刑法(Criminal Code)のように国全体にかかわる連邦の法律と、州・準州の法律があります。たとえば大麻を買える年齢は州・準州で違います。同じ行為でも、住む州・準州によって扱いが違うことがあります。ここでは、国の法律で決まっていて、新しく来た人が特に気をつけたいものをまとめます。

飲酒運転・薬物運転

カナダ司法省(Department of Justice Canada)の飲酒・薬物運転の法律のページ(新しいタブで開く)によると、国の法律では次のように決まっています。

項目内容
アルコール運転してから2時間以内に、血液100mlあたり80mg以上のアルコールがあると犯罪
大麻(THC)血液1mlあたり2ng以上5ng未満は軽い方の罪、5ng以上は重い方の罪
ほかの薬物LSD、コカイン、メタンフェタミンなどは、検出されるだけで犯罪
呼気検査警察は、合法に止めた運転者に対して、酔っているという疑いがなくても呼気の検査を求められる
主な罰則初めての違反でも最低C$1,000の罰金。検査を拒むと、初めてでも最低C$2,000の罰金(2026年10月時点)

司法省は、州・準州にもこれとは別の法律や規則があるとしています。運転する州・準州のルールも確かめます。

持ち込めない武器と国境のルール

カナダ国境サービス庁(CBSA)の国境の確認リスト(新しいタブで開く)は、テーザー銃、催涙スプレー(pepper spray)、一部のナイフなど、ほとんどの武器はカナダに持ち込めないとしています。CBSAの通達D19-13-2(新しいタブで開く)によると、人に向けて使うよう作られたスプレー(催涙スプレーなど)は禁止された武器にあたります。動物よけのスプレーは、容器のラベルに動物専用と明記され、害虫駆除製品法(Pest Control Products Act)の条件を満たしていれば、禁止された武器にはあたりません。

国境では、次の点も決まっています。

  • 大麻は、どんな形であっても国境を越えて持ち込むことはできません。THCやCBDを含むオイルも同じです(カナダ保健省の許可などがある場合を除く)。
  • C$10,000以上の現金などを持って入国・出国するときは、申告が必要です。持ち込むこと自体は違法ではありません。

大麻のルールは大麻の記事で扱います。

家庭内暴力と子どもの保護

移民・難民・市民権省(IRCC)の家族の法律のページ(新しいタブで開く)は、新しく来た人向けに次の点を説明しています。

  • 家庭内暴力(family violence)には、さまざまな種類の虐待が含まれます。身体的・性的な虐待はすべて刑法で違法です。配偶者やパートナーであっても、望まない性的な行為は違法です。
  • 虐待を受けている関係を続けなくても、カナダでの在留資格を失うことはありません。通報すると国外退去になる、子どもを失う、などと脅されたときは、すぐに警察か支援団体に連絡するよう案内しています。
  • 親は、16歳未満の子どもに食べ物、衣服、住まいを用意しなければならず、怠ると罪に問われることがあります。物で子どもをたたく、絶えず責めたり脅したりして心を傷つける、放っておく、なども虐待にあたります。
  • 親が最低限の世話をしていないとき、児童福祉の担当者が家に入り、子どもを保護することがあります。医師、教師、ソーシャルワーカー、警察は、子どもが傷つけられていると考えたときに対応します。

結婚のルール

  • 人に結婚を強いることは犯罪です。
  • 16歳未満の子どもの結婚を執り行ったり、手伝ったり、加わったりすることは違法です。
  • 同時に2人以上と結婚していることは違法です。再婚するには、法律上の離婚か、配偶者の死亡が必要です。

日本とのちがいと注意点だよ!

  • 護身用として持っているスプレーやナイフなどでも、カナダには持ち込めないことがあります。持ち込めるかわからない品は、入国前にCBSAに確かめます。
  • カナダで合法の大麻も、日本人には日本の法律がかかることがあります。くわしくは大麻の記事で扱います。
  • 公共の場での飲酒や喫煙は州・市のルールで決まっています。公共の場での飲酒と喫煙の記事で扱います。
  • 自分の状況で法律がどう当てはまるかは、弁護士や州の法律扶助(Legal Aid)に相談します。法律相談の窓口は法律扶助の記事で扱います。

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