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モントリオールの冬と地下街

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ひとことで言うと

モントリオールの冬は、1月の平均気温が−9.2°C、年間の降雪量が216.6cmです(1991〜2020年のモントリオール・トルドー空港の平年値)。市は雪が2.5cm積もると雪を押しのけ、10〜15cmになるとトラックに積んで運び出します。運び出しの前には、道路の片側に駐車禁止の標識が立ちます。

目次
  1. 気温と雪(平年値)
  2. 市の除雪の流れ
  3. 大雪と厳しい寒さのとき
  4. 冬の移動
  5. 日本との違い・注意点
2019年の大雪のあと、雪に埋もれたモントリオールの路上の車
Photo: Shawn Dearn / Unsplash

気温と雪(平年値)

カナダ環境・気候変動省(Environment and Climate Change Canada、ECCC)の平年値(1991〜2020年)(新しいタブで開く)によると、モントリオール・トルドー空港の冬は次のとおりです。

月平均気温最高気温の平均最低気温の平均降雪量
11月2.3°C6.1°C−1.7°C16.3cm
12月−5.0°C−1.2°C−8.7°C48.2cm
1月−9.2°C−5.0°C−13.5°C52.0cm
2月−8.0°C−3.4°C−12.4°C47.1cm
3月−2.0°C2.4°C−6.5°C37.1cm
  • 年間の降雪量は216.6cmです。トロント(約115cm)のおよそ2倍です。
  • 12月から2月は、最高気温の平均も0°Cを下回ります。
  • 積雪が5cm以上ある日は、年に平均77.9日です。
  • 1991〜2020年に観測された最低気温は、1994年1月の−31.8°Cでした。

ほかの都市の冬は「トロントの冬の過ごし方」「バンクーバーの冬(雨と雪)」で扱っています。

市の除雪の流れ

モントリオール市の歩道と道路の除雪のページ(新しいタブで開く)によると、除雪は3つの段階で進みます(2026年10月時点)。

  1. 塩と砂利まき:道路や歩道が滑りやすくなったらすぐに始めます。
  2. 押しのけ(plowing):雪が2.5cm積もると、道路と歩道の雪を端へ押しのけます。
  3. 積み込み(loading):雪が10〜15cm積もると、端に寄せた雪をトラックに積んで運び出します。

作業の順番も決まっています。まず幹線道路、病院や学校への道、主なバス路線です。次に地域の中心の道路とほかのバス路線、最後に住宅街の道路と工業地域です。

駐車禁止の標識

雪が15cm以上降る予報のとき、または積もった雪が多いときは、道路の右側に駐車禁止の標識が立ちます。標識が出たら、その時間は車をとめられません。作業のじゃまになる車は移動されることがあります。市のページには、移動された車を探す方法と、除雪の進み具合を見られる地図、311 のアプリへのリンクがあります。

住民に求められること

  • 家の前の通路の雪をかく。
  • 雪を道路や歩道、消火栓のまわりに出さない。
  • ごみや資源ごみの容器は、決められた時間に出す(作業のじゃまにならないように)。

建物の条件によっては雪を道路に出せる例外があります。このルールは「雪かきと歩道の除雪の義務」で説明しています。ごみの出し方は「モントリオールのごみと資源ごみ」で扱います。

大雪と厳しい寒さのとき

市の大雪のときの案内(新しいタブで開く)では、次のことを呼びかけています。

  • 大雪のときは、まず道路と歩道を通れるようにするため、雪を端に寄せる作業が先になる。
  • 玄関、非常口、窓、バルコニーから道路までの雪を取り除く。
  • できれば在宅勤務にし、移動には公共交通を使う。
  • 歩道の除雪が終わるまで、車道を歩く人がいるため、車は速度を落とす。
  • 家族や近所の人、とくに助けが必要な人に声をかける。

厳しい寒さのときの案内(新しいタブで開く)では、気温が平年より大きく下がり、風で体感温度がさらに下がるときを「厳しい寒さ」としています。主な注意点は次のとおりです。

  • どうしても必要なとき以外は外出しない。
  • 暖房、煙の警報器、一酸化炭素の警報器が動くかを確かめる。
  • バーベキューのグリルやキャンプ用の燃料を使う器具を、室内で使わない。
  • 水道管が凍らないよう、水を少し出しておく。
  • 凍傷は5〜10分でできることがある。暖かい服を着て、凍傷や低体温症のしるしに気をつける。
  • 子ども、高齢者、心の病気のある人、住まいのない人には、とくに注意が必要。

冬の移動

モントリオールの地下鉄(メトロ)は地下を走るため、雪の日にも使いやすい交通です。乗り方と運賃は「モントリオールの交通(STM・OPUS)」で扱います。

車を運転する人は冬タイヤに注意します。ケベック州政府のページ(新しいタブで開く)によると、ケベック州で登録した車は、レンタカーも含めて12月1日から3月15日まで冬タイヤをつける義務があります。守らないと罰金はC$200〜C$300です(2026年10月時点)。ケベック州の外で登録した車は対象外です。タイヤの基準は「冬タイヤ」で扱います。

ここに注意してね!

  • モントリオールの1月の平均気温は−9.2°C、最低気温の平均は−13.5°Cです。服装は「冬の服装と防寒具」で扱います。
  • 雪は11月から3月まで降り、12月から2月は毎月50cm前後です。凍った道での転倒は「凍結した道と転倒の防止」で扱います。
  • 雪をトラックで運び出す前に、道路の駐車禁止の標識が立ちます。路上に車をとめる人は、標識を毎日確かめます。
  • 市の案内や標識はフランス語が中心です。「déneigement」は除雪、「stationnement interdit」は駐車禁止という意味です。
  • 冬は日が短くなります。気分の落ち込みについては「冬の日照時間と過ごし方」で扱います。

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地域ガイドモントリオール(Montréal)ケベック州最大の都市圏で、2021年国勢調査の都市圏人口は4,291,732人とトロントに次いでカナダで2番目です。都市圏に住む日本生まれの人は2,345人。冬は雪が多く、在モントリオール日本国総領事館があります。生活雪かきと歩道の除雪の義務(Snow removal)カナダでは、歩道の除雪のルールを市が決めています。バンクーバー市・トロント市・カルガリー市では、住宅や店の前の歩道の雪かきを、その建物の所有者や住人に義務づけています。期限や罰金は市ごとに違い、バンクーバー市は毎日10時まで、カルガリー市は雪がやんでから24時間以内です。トロント市は積雪が少ないときだけ住民が除雪し、モントリオール市は敷地の雪を道路や歩道に出すことを原則として禁じています。生活冬の服装と防寒具(Winter clothing)カナダの冬は地域によって氷点下が長く続き、風が強い日は肌が数分で凍ることもあります。重ね着をして風を通さない上着を着る、手・足・顔・耳を守る、ぬれたらすぐ着替える、の3つが基本です。外に出る前に体感温度(ウィンドチル)を確かめます。生活凍結した道と転倒の防止(Winter walking safety)カナダの冬は、歩道や階段が凍って転びやすくなります。滑りにくい靴を履き、必要なら靴に付ける滑り止めを使い、「ペンギン歩き」で小さな歩幅でゆっくり歩くのが基本です。手はポケットから出し、重い荷物や歩きスマホを避けます。地域ガイドモントリオールの交通(STM・OPUS・ARTM)モントリオール都市圏の地下鉄(メトロ)・バス・REM・通勤列車の運賃は、ARTM(Autorité régionale de transport métropolitain)が決めています。乗る区間のゾーン(A〜D)と乗り物に合った乗車券を、OPUS カードなどに入れて使います。2026年10月時点で、モントリオール島内(ゾーンA)の1回券は C$3.75 です。