警察証明(無犯罪証明、Police certificate)の取り方
永住権・市民権・ワーホリ(IEC)などの申請では、18歳以上の本人と家族に警察証明を求められることがあります。日本の警察証明(犯罪経歴証明書)は、IRCCの依頼状を受け取ってから、日本では都道府県の警察本部、海外では日本大使館・総領事館に申請します。
条件や金額は変わることがあります。手続きの前に、必ず公式の窓口やページで最新の情報を確認してください。個別の判断は、登録された専門家に相談してください。
警察証明とは
警察証明(Police certificate)は、犯罪歴がないこと、または犯罪歴がある場合はその記録を示す書類です。移民・難民・市民権省(IRCC)は、申請者がカナダに入国できるかを判断するために使います。
日本の警察証明の正式な名前は「犯罪経歴証明書」で、IRCCは英語で「Certificate of Criminal Record」と呼んでいます。
誰が必要か
IRCCのページ(新しいタブで開く)によると、本人と18歳以上の家族は、申請の種類によって警察証明が必要です。次の申請では必ず求められます(2026年10月時点)。
- 永住権
- 市民権
- ワーキングホリデーなどのIEC(International Experience Canada)
これら以外の申請でも、過去に犯罪歴がある場合は求められることがあります。18歳になる前の期間と、カナダにいた期間の警察証明は不要です。
日本国籍の人がIECに申請する場合
IRCCの日本向けのページ(新しいタブで開く)では、日本国籍の人はIECの申請に日本の警察証明を付ける必要はないとしています。ただし、あとでIRCCの担当官から求められることがあります。
日本以外の国・地域に住んでいたことがある場合は、その国・地域の警察証明が必要になることがあります。IECの申請のページ(新しいタブで開く)によると、多くの場合、18歳以降に6か月以上続けて住んだ国・地域の警察証明が必要です(2026年10月時点)。審査の途中で、ほかの警察証明を求められることもあります。どの国の証明が要るかは、申請時にIRCCの指示を確かめます。
いつ出すか
| 申請 | 出す時期 |
|---|---|
| Express Entry | IRCCは、候補者が警察証明を出すまでに60日あると説明している |
| IEC | 就労許可の申請を出すとき |
| そのほかの申請 | 申請ごとのガイドと書類のチェックリストに従う |
いつ発行されたものが有効か
IRCCの説明(新しいタブで開く)は次のとおりです。
- 今住んでいる国の警察証明:申請を出す日の前6か月以内に発行されたもの
- それ以外の国の警察証明:18歳以降にその国に最後に6か月以上続けて住んだ時期より後に発行されたもの
審査の途中で、新しい警察証明を求められることがあります。
日本の警察証明は「依頼状」のあとで取る
IRCCの日本向けのページでは、日本の警察証明は申請と一緒に出す必要はなく、必要な場合は申請のあとにIRCCから依頼状(request letter)が届くと説明しています。永住権・市民権・一部の一時滞在の申請が対象です。
依頼状が必要な国から証明を取る人は、申請のチェックリストの警察証明の欄に、その旨を書いた書類をアップロードします。申請がほかの点でそろっていれば、IRCCから取り方の案内が届きます。
手順
日本に住んでいる場合
- IRCCから警察証明の依頼状を受け取る。
- 住民登録のある市区町村を管轄する都道府県の警察本部(東京都は警視庁)の窓口に、本人が行く。警察署では申請できない。
- 窓口で指紋を採り、申請書を書く。
- 発行された証明書を本人(または申請時に指定した代理人)が受け取る。
受付時間や必要書類、日数は警察本部ごとに違います。外務省のページ(新しいタブで開く)は、直接警察本部に問い合わせるよう案内しています。海外に住む人が一時帰国して申請する場合は、最後に住所を登録していた市区町村を管轄する警察本部が窓口です。
カナダなど海外に住んでいる場合
- IRCCから警察証明の依頼状を受け取る。
- 住んでいる地域を管轄する日本大使館・総領事館に、必要書類と予約の方法を確かめる。
- 指紋を採る。公館で採る場合と、現地の警察署などで採る場合がある。
- 本人が公館に行き、申請書などを出す。
- 外務省を通じて警察庁が発行し、公館などで受け取る。
外務省は、海外からの申請は入手までに2か月ほど、場合によっては3か月以上かかるとしています。
カナダでの例(在バンクーバー日本国総領事館)
在バンクーバー日本国総領事館のページ(新しいタブで開く)の案内は次のとおりです(2026年10月時点)。
- 来館はオンラインの事前予約制
- 必要書類は、申請書、本人名義の有効なパスポート、指紋を採った指紋原紙(総領事館の指定の用紙)、目的を立証する資料(カナダ永住権の申請では原則不要)
- 指紋原紙は総領事館で受け取るか郵送で取り寄せ、指紋採取の業者か地元の警察署で指紋を採ってもらう(費用は業者・警察署による)
- 本人が窓口で出す。代理人や郵送での提出はできない
- 約2〜3か月後に証明書が届く
- 申請できるのは、永住権の申請やBC州の子どもに関わる仕事など、現地の機関が法律にもとづいて求める場合に限られる
ほかの総領事館・大使館では、手続きが違うことがあります。
費用
在バンクーバー日本国総領事館のページでは、警察証明の発給は無料とされています(2026年10月時点)。ほかの公館での扱いは、それぞれの公館に確かめます。カナダで指紋を採る場合は、業者や警察署の手数料がかかります。日本国内で申請する場合の費用は、各警察本部に確かめます。
翻訳と提出
IRCCは、英語・フランス語以外で書かれた証明書には、認定翻訳者の翻訳を付けるよう求めています。日本の犯罪経歴証明書は、日本語・英語・フランス語・ドイツ語・スペイン語で記載されています。IRCCの日本向けのページでも、翻訳は不要とされています。
封筒を開けてよいか
日本の警察証明の封筒の扱いは、案内によって書き方が違います(2026年10月時点)。
- IRCCの日本向けのページ(新しいタブで開く):オンラインで申請している場合は、封をした封筒を開けて証明書をスキャンし、アップロードする。原本は、IRCCから求められたときのために保管しておく。紙で申請した場合は、原本を審査している事務所に送る。
- 在バンクーバー日本国総領事館のページ(新しいタブで開く):証明書はカナダ側の機関に対して日本の警察が発給するもので、申請者は開封できない。提出しなかった場合は、開けないまま総領事館に返す。
受け取ったら、IRCCの指示どおりに扱います。
スキャンと原本
IRCCは、証明書はカラーでスキャンした原本の写しを出すよう求めています。認証を受けたコピー(certified true copy)などは受け付けず、申請が受理されない原因になります。紙で申請した場合は、原本を審査している事務所に送ります。
日本とのちがいと注意点だよ!
- 警察証明の指紋採取は、IRCCのバイオメトリクス(生体情報の登録)とは別の手続きです。
- 日本の犯罪経歴証明書は、提出先の外国の機関あてに発行される書類です。封筒の扱いはIRCCと在バンクーバー日本国総領事館で案内が違うため、両方を確かめたうえで、受け取ったらIRCCの指示どおりに扱います。
- 海外からの申請は数か月かかることがあります。Express Entryなど期限のある申請では、早めに準備します。
- 自分の申請で何が必要かの判断は、IRCCの窓口やRCIC(登録移民コンサルタント)に相談してください。
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