永住者渡航文書(PRTD, Permanent Resident Travel Document)
永住者渡航文書(PRTD)は、カナダ国外にいて有効なPRカードがない永住者が、飛行機・船・列車・バスでカナダに戻るための書類です。カナダの外から申請し、多くは1回の入国だけに使えます。申請料は2026年10月時点でC$50です。申請のときに居住義務(5年で730日)が確かめられます。
条件や金額は変わることがあります。手続きの前に、必ず公式の窓口やページで最新の情報を確認してください。個別の判断は、登録された専門家に相談してください。
PRTDが必要になるとき
永住者がカナダに戻るときは、ふつうは永住者カード(PRカード)を見せます(「永住者カード(PR card)と更新」)。IRCCのPRTDのページ(新しいタブで開く)によると、カナダの外にいて有効なPRカードを持っていない人は、永住者渡航文書(Permanent Resident Travel Document、PRTD)を申請します。
たとえば、次のようなときです。
- 日本に滞在している間に、PRカードの期限が切れた
- カナダの外で、PRカードをなくした、盗まれた、壊れた
PRカードはカナダの外に郵送されないため、国外にいる間にカードが切れると、PRTDが必要になります。
PRTDは、多くの場合1回の入国だけに使える書類です。カナダに戻ったあとは、PRカードの手続きをします。
申請できる人
IRCCの申請できる人のページ(新しいタブで開く)では、次のすべてに当てはまる人が申請できるとされています。
- カナダの永住者の資格を持っている
- 永住者の資格を示す有効なPRカードを持っていない
- カナダの外にいる
- 飛行機・船・列車・バスでカナダに戻る
カナダの中からは申請できません。カナダの中にいてPRカードが切れたときは、PRカードの更新を申請します。
居住義務との関係
永住者の資格を保つには、過去5年のうち730日以上カナダにいる必要があります(居住義務、「永住者の居住義務(5年で2年)」)。PRTDを申請すると、居住義務を満たしているかが確かめられます。
IRCCの永住者の資格のページ(新しいタブで開く)によると、永住者の資格がなくなるのは、調査(inquiry)か、PRTDの却下のあとの不服申し立て(appeal)を経て、職員が永住者ではないと判断したときだけです。PRTDが認められなかったからといって、その時点ですぐに資格がなくなるわけではありません。
居住義務に関する不服申し立ては、カナダ移民難民委員会(Immigration and Refugee Board of Canada、IRB)の移民上訴部(Immigration Appeal Division、IAD)が扱います(IRBの移民上訴のページ(新しいタブで開く))。申し立ての期限や方法は、却下の通知とIRBの案内で確かめます。
手順
IRCCの申請方法のページ(新しいタブで開く)にもとづく流れです。
- 申請できる人の条件に当てはまるか、居住義務を満たしているかを確かめる。
- 書類のチェックリスト(IMM 5644)を見て、申請書(IMM 5444)と必要な書類を準備する。
- オンラインの永住者のポータル(permanent residence portal)から申請する。オンラインを使えない人は紙で申請できます。紙の申請は、近くのビザ申請センター(VAC)に、郵送か窓口かを問い合わせる。
- 申請のときに料金を払い、支払いの証明を付ける。
- 許可されたら、PRTDを使ってカナダに戻る。
重い病気や、PRカードの紛失・盗難などの理由で急ぐときは、緊急の申請(urgent processing)の方法も案内されています。IRCCによると、PRTDの申請はすべて優先して処理されます。
費用
2026年10月時点で、PRTDの申請料は1人C$50です(「IRCCの申請料」)。日本からカナダへの航空券などの費用は別にかかります。
日本とのちがいと注意点だよ!
- 国外で有効なPRカードがない永住者は、飛行機などでカナダに戻る前にPRTDを準備する必要があります。カナダの外で手続きを待つ期間も考えて、予定を立てます。
- 日本に長く戻る予定がある人は、出発前にPRカードの期限を確かめます。期限が近ければ、カナダにいる間に更新を申請します。
- PRTDの申請では居住義務が見られます。5年で730日に足りない人や、判断に迷う人は、申請の前にIRCCかRCIC(登録移民コンサルタント)、弁護士に相談してください(「移民コンサルタント(RCIC)と弁護士の選び方」)。
- 車でアメリカから陸路で戻る場合の扱いは、このページの条件(飛行機・船・列車・バス)とは別です。陸路で戻る予定の人は、IRCCとカナダ国境サービス庁(CBSA)の案内で確かめます。
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