日本人のためのカナダ情報
スポーツ・文化 / スポーツ

子どものスポーツと習い事(市のレクリエーション・プログラム)

在住駐在
ひとことで言うと

カナダでは、子どものスポーツや習い事の多くを、市のコミュニティ・センターなどが開く「レクリエーション・プログラム」や地域のクラブで探します。登録制の講座は季節ごとに登録日が決まっています。収入の低い家庭向けに料金を助ける制度がある市もあります。

目次
  1. 子どものスポーツはどこで探すか
  2. トロント市の例
  3. 費用
  4. 日本との違い・注意点

子どものスポーツはどこで探すか

カナダでは、子どものスポーツや習い事を、主に次のようなところで探します。

  • 市のレクリエーション・プログラム:市のコミュニティ・センター(Community Recreation Centre)やプール、リンクで開かれる講座。水泳、スケート、スポーツ、アート、キャンプなど。
  • 地域のクラブ:サッカー、アイスホッケー、ラクロスなど、競技ごとの地域のクラブやリーグ。
  • 学校の課外活動:学校によって内容が違う。

市のプログラムには、前もって申し込む「登録制(registered)」の講座と、予約なしで参加できる「ドロップイン(drop-in)」があります。ドロップインのスケートやホッケーの例は「屋外スケートリンク」と「アイスホッケー(NHL)」にまとめています。

トロント市の例

ここでは、トロント市の公式ページで確かめた仕組みを例として紹介します(2026年10月時点)。ほかの市でも似た仕組みがありますが、登録の方法や料金、名前は市ごとに違います。

登録の方法

登録制の講座は、季節ごとに登録日が決まっていて、次の方法で申し込みます。

  1. オンラインで申し込む。
  2. 電話(416-396-7378)で申し込む。
  3. 対象のセンターの窓口で申し込む。

早期の地域登録のページ(新しいタブで開く)によると、無料のセンター(free centres)の近くに住む人は、一般の登録日の1週間前に登録できることがあります。2026年秋からは、すべての無料のセンターがこの仕組みに加わっています。ドロップインや、障がいのある人向けのプログラム、学童(ARC)は対象外です。対象かどうかは、ページの地図に住所を入れて確かめられます。

放課後の学童(ARC)

放課後レクリエーション・ケア(After-School Recreation Care、ARC)(新しいタブで開く)は、6〜12歳の子どもが対象の放課後のプログラムです。

  • 内容:スポーツ、外遊び、行事、創作活動、宿題の手伝い。
  • 時間:学校の終わりから18時まで(17時30分までの場所もある)。学校のある月〜金曜日。
  • 期間:2026年9月8日〜2027年6月18日。
  • 10〜15歳向けには、CLASP というプログラムがある。

費用

トロント市の例です(2026年10月時点)。

項目金額
学童(ARC)、2026/2027年度年間 C$622.80(週5日、1日 C$3.46)
料金の補助(Welcome Policy)、子ども・若者(24歳まで)年間 C$683.04 分のクレジット
料金の補助(Welcome Policy)、大人(25歳以上)年間 C$314.60 分のクレジット

料金の補助(Welcome Policy)

ウェルカム・ポリシー(Welcome Policy)(新しいタブで開く)は、トロント市が運営するレクリエーションの料金を助ける制度です。

  • 対象:トロントに住む18歳以上の人とその家族で、家族の収入が、カナダ統計局が家族の人数ごとに決める基準(Low Income Measure After Tax、LIM-AT)より低い人。オンタリオ・ワークス(Ontario Works)や ODSP を受けている人は、収入の書類なしで対象になる。
  • 使い道:水泳やスポーツの講座、キャンプ、学童、会員権や回数券など、登録制のプログラム全般。
  • 有効期間:承認から12か月。次の年に繰り越せないので、毎年申し込み直す。
  • 申し込み:オンラインがいちばん早い。紙の申込書は処理に8週間かかる。

ここに注意してね!

  • カナダでは、市のコミュニティ・センターの講座が、子どものスポーツや習い事の身近な選択肢の一つです。住んでいる市の公式サイトで、プログラムの一覧と登録日を探します。
  • 登録制の講座は、季節ごとに登録日が決まっています。登録日と方法を前もって確かめておくと、申し込みに慌てずにすみます。
  • スケートやホッケーでは、年齢やプログラムによってヘルメットが必要です(「屋外スケートリンク」)。
  • 小さい子どもと親が一緒に通える無料の施設は「親子で通える無料の施設」、保育は「保育の種類と探し方」で扱います。

この記事をシェアする

次に読むならこれ

関連する記事

スポーツ・文化アイスホッケー(Ice hockey)とNHLアイスホッケーは、カナダの法律で「冬の国技(national winter sport)」と定められています。北米のプロリーグ NHL の32チームのうち7チームがカナダの都市にあります。市のリンクでは、気軽に参加できるホッケー(シニー)の時間を設けているところもあります。スポーツ・文化屋外スケートリンク(Outdoor skating rinks)カナダの多くの市は、冬に屋外のスケートリンクを開いています。トロント市では50か所以上の屋外リンクがあり、予約なしの滑走は無料です。オタワのリドー運河スケートウェイは全長7.8kmで、開いている間は無料で24時間滑れます。時期や開くかどうかは天気しだいです。スポーツ・文化ラクロス(Lacrosse、夏の国技)ラクロスは、カナダの法律で「夏の国技(national summer sport)」と定められています。もとは北米の先住民(ファースト・ネーションズ)の球技で、カナダでは屋内で行うボックス・ラクロスが広く行われています。教育・子育て親子で通える無料の施設(EarlyON・StrongStart BC)オンタリオ州の EarlyON Child and Family Centres(0〜6歳)と、BC の StrongStart BC(0〜5歳)は、親や養育者が子どもと一緒に通える無料の施設です。遊びや読み聞かせ、歌などの活動があり、子育ての相談もできます。保育所とは違い、親が付き添います。教育・子育て保育の種類と探し方(Child care)カナダの保育は州・準州の制度で、州の認可を受けた保育(Licensed child care)と、認可のない保育に分かれます。認可保育には保育園のような施設と、家庭で預かる保育があります。探すときは州の検索ツールや地域の相談窓口を使い、早めに申し込みます。スポーツ・文化野球とバスケットボール(トロント・ブルージェイズとトロント・ラプターズ)北米の野球リーグ MLB と男子バスケットボールリーグ NBA には、それぞれ30チームがあり、カナダのチームはどちらもトロントの1チームだけです(ブルージェイズとラプターズ)。女子の WNBA にもトロント・テンポが加わっています。バスケットボールは、カナダ人のジェームズ・ネイスミスが1891年に考え出しました。