就業体験つきのプログラム(Co-op、Work-integrated learning)
カナダの大学・カレッジには、授業の学期と仕事の学期を交互に組み合わせるCo-op(コープ)のプログラムが多くあります。仕事の探し方、期間、Co-opの費用は学校ごとに決まっています。留学生が働くための在留の条件は別の記事にまとめています。
Co-opとは
Co-op(コープ、Co-operative education)は、学校での学期と、仕事をする学期(work term)を組み合わせたプログラムです。在学中に、学んでいる分野に関係のある仕事を経験します。
カナダ政府の雇用・社会開発省(ESDC)は、在学中に学んでいる分野の仕事を経験する学び方を「Work-integrated learning(就業体験を組み込んだ学習)」と呼び、その例としてCo-op、実習(practicum)、インターンシップ、メンター制度をあげています。ESDCには、こうした職業実習を出す雇用主に賃金の補助を出すプログラム(Student Work Placement Program(新しいタブで開く))があります。
学校ごとの仕組み
Co-opがあるかどうか、必修か選択か、仕事の学期の長さや回数、仕事の探し方は、学校とプログラムごとに決まっています。出願の前に、プログラムのページで確かめます。
例として、オンタリオ州のウォータールー大学(University of Waterloo)では、次のようになっています(2026年10月時点)。
- 仕事の学期は4か月単位です。
- 仕事は、主に大学の求人システム(WaterlooWorks)で探します。雇用主が学生に直接出す求人や、自分で見つけた仕事を使う方法もあります。
- Co-opの費用(co-op fee)がかかります。
Co-opの費用の例
ウォータールー大学の2026/27年度のCo-opの費用は、1回C$836です。払う回数はプログラムによって違い、工学部の学部生は1年目から8回、文学部(Arts)の学部生は2年目から6回払います。大学は、これは仕事の学期ごとの「仕事を見つける手数料」ではなく、Co-opのプログラム全体の費用を分けて払うものだと説明しています。費用は、相談・指導、雇用主との関係づくり、新しい仕事の開拓などに使われます。
留学生がCo-opで働くには
留学生がCo-opの仕事の学期に働くための在留の条件は、「Co-op・インターンシップとCo-op work permit」にまとめています。学校の制度として知っておくとよい点は次のとおりです。
- 移民・難民・市民権省(IRCC)の職業実習のページ(新しいタブで開く)によると、実習はプログラムを修了するために必要で、実習の部分がプログラム全体の50%以下である必要があります。
- 学校(指定教育機関、DLI)が、実習がプログラムの必修であることを確かめる書類を出します。
- 第二言語としての英語・フランス語の講座、一般教養の講座、ほかのプログラムの準備のための講座は、対象になりません。
- 2026年4月1日から、大学・カレッジなど中等後教育の留学生は、Co-op work permitがなくても実習で働けるようになりました。中学・高校の留学生には引き続き必要です。
学校によっては、留学生向けのCo-opの相談窓口や、登録移民コンサルタント(RCIC)の相談を用意しています。
手順
- 出願するプログラムにCo-opがあるか、必修か選択かを確かめる。
- Co-opの費用、仕事の学期の長さ・回数、卒業までの期間を確かめる。
- 入学後、学校の求人システムなどで仕事を探して応募する。
- 仕事の学期の前に、働くための条件(留学生は学習許可の条件、社会保険番号(SIN)など)をそろえる。SINは「社会保険番号(SIN)」で説明しています。
- 学校の指示に沿って仕事の学期を終える。
費用
Co-opの費用は学校ごとに違います。ウォータールー大学の例では、2026/27年度で1回C$836です(2026年10月時点)。費用の有無と金額は、プログラムのページで確かめます。
ここに注意してね!
- プログラムの一部として運営される:Co-opは学校がプログラムに組み込んで運営します。留学生が実習として働けるのも、実習がプログラムの修了に必要な場合です。
- 仕事は応募して決まる:ウォータールー大学の例のように、学生が求人システムなどで仕事を探します。
- 学習許可の期間:仕事の学期を含めた在学期間と、学習許可の期限を合わせて確かめます(「学生の在籍要件」)。
- 個別の判断:Co-opで働けるか、在留の条件に合うかは、学校の窓口、IRCC、RCICが判断します。
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