学区で選ぶ(Choosing an area by school catchment)
カナダの公立学校は、多くの場合、住所で通う学校(指定校)が決まります。子どもの学校を考えて住む場所を選ぶときは、物件の住所で学区の検索ツールを使い、指定校と、その学校が定員を超えていないかを確かめます。定員を超えた学校では、学区内に住んでいても別の学校に通うことがあります。
住所で通う学校が決まる
カナダの公立学校は、地域ごとの学区(教育委員会)が運営しています。学区の仕組みは「学区(School district / School board)の仕組み」で扱っています。この記事では、子どもの学校を考えて住む場所を選ぶときに確かめることをまとめます。
多くの学区では、住所によって通う学校が決まります。この区域は通学区域(Catchment、Attendance area、Boundary)と呼ばれ、その学校を指定校(Designated school)と呼ぶ学区もあります。
- トロント教育委員会(Toronto District School Board、TDSB)は、住所から学校を探す検索(Find your School – By Home Address)を用意しています(TDSBの入学のページ(新しいタブで開く))。
- カルガリー教育委員会(Calgary Board of Education、CBE)は、カルガリーの子どもは住所と選んだプログラムによって指定校が決まると説明しています(CBEの学校検索(新しいタブで開く))。
学区の境界は市の境界と同じとは限りません。また、オンタリオ州のように、同じ住所に英語の公立、カトリック、フランス語の教育委員会が重なっている州もあります。
定員を超えた学校
人気のある学校や、人口が増えている地域の学校は、定員を超えることがあります。この場合、通学区域に住んでいても、指定校に入れないことがあります。
CBE の抽選(Lottery)のページ(新しいタブで開く)によると、カルガリーでは次のようになっています。
- 生徒の数が空きを上回る学校・プログラム・学年では、抽選で入る生徒を決める
- 抽選は毎年2月に、次の学年度の分を行う
- 抽選に入らなかった生徒は、決められた別の学校(Overflow school)に通う。その学校に改めて登録する必要はない
- 空きが出れば、抽選の順番による待機リスト(Call-back list)の生徒に声がかかる
区域外の学校に通う
区域外の学校に申し込める学区もありますが、空きがあることが条件です。TDSB の区域外入学のページ(新しいタブで開く)によると、学校は次の3つに分かれます。
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| Closed | 区域外からの申し込みを受け付けない |
| Priority Limited | 学校ごとに決めた優先グループからの申し込みだけ受け付ける |
| Open Limited | 区域外のすべての申し込みを、空きに応じて通常のプログラムに受け付ける |
TDSB は、2027〜2028年度の区分を2026年11月に更新するとしています。区域外の学校への通学の手段は、申し込んだ家庭の責任です(2026年10月時点)。
手順
- 物件の住所を、学区の検索ツールに入れて、指定校を確かめる。
- その学校が定員を超えていないか、抽選や Overflow school の対象になっていないかを、学区のページで確かめる。
- フランス語イマージョンなど、通わせたいプログラムがどの学校にあるかも確かめる。
- 入学に必要な住所の証明を用意できるかを確かめる。TDSB は、固定資産税の通知や賃貸契約書など(A群)と、電気・水道などの請求書や住宅・自動車の保険証券など(B群)から1つずつを求め、運転免許証、健康保険証、クレジットカードの明細、携帯電話の請求書は使えないとしています。
- 入学の手続きは「子どもの学校入学の手続き」に沿って進める。
ここに注意してね!
- 指定校は住所で決まります。物件の住所が区域の境目に近いときは、検索ツールで番地まで入れて確かめます。
- 通学区域に住んでいても、定員の関係で別の学校になることがあります。
- 区域や学校の状況は年によって変わります。学区は次の学年度の情報を、年ごとに更新しています。
- 住所の証明に使える書類は学区によって違います。住所の証明は「住所の証明になる書類」でも扱っています。
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