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パウワウ(Powwow / Pow wow)を訪れるときのマナー

ひとことで言うと

パウワウは、太鼓と歌、踊りで行われるファースト・ネーションズの集まりです。多くは誰でも見に行くことができます。グランド・エントリー(Grand Entry)の流れと、写真や起立など、訪れる人が知っておきたい基本を、公的な機関の説明をもとにまとめます。

目次
  1. パウワウとは
  2. グランド・エントリー
  3. 訪れるときのマナー
  4. どこで見られるか
  5. 日本との違い・注意点

パウワウとは

パウワウ(Powwow、Pow wow)は、太鼓(ドラム)のグループの歌に合わせて、さまざまな踊り手が踊る、ファースト・ネーションズの集まりです。

サスカチュワン州サスカトゥーン市の先住民の文化を学ぶためのガイド(新しいタブで開く)は、パウワウについて、北アメリカの多くのファースト・ネーションズの人々にとって、自分たちのアイデンティティを表すものになっていると説明しています。古くからの伝統で、踊りには大切な教えが込められているとしています。このガイドの説明は、サスカチュワン先住民文化センター(Saskatchewan Indigenous Cultural Centre)と条約委員会事務所(Office of the Treaty Commissioner)の協力によるものです。

カナダ歴史博物館(Canadian Museum of History)は、博物館で開く小さなパウワウの案内(新しいタブで開く)で、伝統的なパウワウは数日にわたって行われるものだと説明しています。

グランド・エントリー

パウワウは、多くの場合「グランド・エントリー(Grand Entry)」で始まります。サスカトゥーン市のガイドによると、グランド・エントリーは多くの特別な行事で、敬意を表すしるしとして行われます。主催の太鼓のグループが歌い、旗や踊り手が太陽の向きに合わせて円を描くように入場します。

ガイドが挙げる一般的な入場の順番は、次のとおりです。

  1. 主催するネーションのイーグル・スタッフ(Eagle staff)と、旗
  2. 招かれた来賓
  3. 男性の踊り手(トラディショナル、グラス、ファンシー)
  4. 女性の踊り手(トラディショナル、ファンシー・ショール、ジングル・ドレス)
  5. 少年・少女、さらに年少の子どもたち

入場のあとには、旗の歌や、退役軍人をたたえる歌と踊りが続き、司会者が来賓などを紹介します。順番や内容は、地域や行事によって違います。

踊りの種類

踊りにはいくつもの種類があります。そのひとつのジングル・ドレス(Jingle Dress、アニシナベ語で Shiibaashka’igan)は、アニシナベ(Anishinaabe)の女性の衣装と踊りの伝統です。カナダ国立公園局(Parks Canada)のジングル・ドレスのページ(新しいタブで開く)によると、2023年に国の歴史的なできごと(national historic event)に指定されました。パウワウの正式な踊りの部門のひとつになり、いまは北アメリカ各地のパウワウで踊られています。

訪れるときのマナー

サスカトゥーン市のガイドは、訪れる人と、新しくカナダに来た人に向けて、次の点を挙げています。

  • パウワウには、誰でも参加できます(見に行くことができます)。
  • 行列や踊り手などの写真を撮る前に、主催者に許可を求めます。
  • イーグル・フェザー(ワシの羽根)や、そのほかの儀式の品には、断りなく触れません。
  • 立つように案内されたときは立ちます。とくに入場と退場の歌のときです。
  • グランド・エントリーの間は、主催者(司会者)が、立つときと座るときを案内します。

決まりは、パウワウごとに違うことがあります。会場の案内や司会者のアナウンスに従うことが基本です。リザーブ(保留地)で開かれるパウワウを訪れるときは、「リザーブ(保留地)と訪問するとき」も参考になります。

どこで見られるか

パウワウは、各地のファースト・ネーションズのコミュニティや団体が開いています。都市の行事や博物館でも開かれることがあります。たとえばカナダ歴史博物館は、オタワの冬の祭り「ウィンタールード(Winterlude)」の行事として、2026年2月1日に入場無料の小さなパウワウを開きました。

6月21日の「先住民の日」のころには、各地で先住民の文化にふれる行事が開かれます。文化施設は「先住民の文化施設と博物館」で扱います。

日本とのちがいと注意点だよ!

  • サスカトゥーン市のガイドは、踊り手は自分のためだけでなく、病気の人やお年寄り、踊れない人のためにも踊るという教えを紹介しています。観客として見るときも、その場の意味を心に留めます。
  • 日本のお祭りの感覚で、気軽に写真を撮ったり、品物に触れたりしないように気をつけます。写真は、主催者の許可を得てから撮ります。
  • 行事の途中に、祈りの時間が入ることがあります。司会者の案内に従います。
  • 3つの先住民の違いは「先住民の基本」にまとめています。

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