日本人のためのカナダ情報
生活 / ごみ・リサイクル

ごみ収集の仕組み(市ごと)(Garbage and recycling collection)

ひとことで言うと

カナダのごみ収集は市(自治体)ごとに仕組みが違います。多くの市では、ごみ・リサイクル・生ごみなど種類ごとに容器を分け、決まった曜日に家の前に出します。一戸建てと集合住宅では出し方が違い、収集日は市のウェブサイトやアプリで住所から調べます。

目次
  1. ごみ収集は市ごとに決まる
  2. 市ごとの例
  3. 手順
  4. 日本との違い・注意点

ごみ収集は市ごとに決まる

カナダでは、家庭のごみの収集は市などの自治体が決めています。国や州で一つの決まりがあるわけではないため、同じ州の中でも、市によって分け方、容器、収集日が違います。引っ越したら、まず住んでいる市のごみのページを確かめるのが基本です。

多くの市に共通するのは、次の考え方です。

  • ごみ(Garbage)、リサイクル(Recycling)、生ごみなどの堆肥にできるもの(Organics、Food waste)を分けて出す。
  • 種類ごとに色の違う容器(Bin、Cart)を使う。
  • 決まった曜日に、家の前の道路ぎわ(Curbside)に出す。
  • 一戸建てと集合住宅(アパート、コンドミニアム)で出し方が違う。

市ごとの例

公式ページで確かめられた3つの市の例です(2026年10月時点)。

市分け方と容器収集日の調べ方
トロント(オンタリオ州)青い容器(Blue Bin、リサイクル)、緑の容器(Green Bin、生ごみ)、ごみの容器(Garbage Bin)TOwasteアプリ、印刷した収集カレンダー
カルガリー(アルバータ州)青いカート(紙・容器包装のリサイクル)、緑のカート(食べ物と庭の草木)、黒いカート(ごみ)市のウェブサイトの収集日の検索
モントリオール(ケベック州)リサイクル、生ごみ、庭の草木、家庭ごみ、大きなごみ・工事のがれきを分けて収集Info-collectes(郵便番号で検索)

トロント

トロント市のごみとリサイクルのページ(新しいタブで開く)では、一戸建て、アパート・コンドミニアム・協同住宅、事業所に分けて案内しています。一戸建ては、決まった曜日の日中に道路ぎわで収集されます。市のごみのページには「Waste Wizard」という案内もあります。

カルガリー

カルガリー市の家庭のごみのページ(新しいタブで開く)によると、一戸建てには青・緑・黒の3つのカートが配られます。集合住宅(コンドミニアム、アパート、タウンハウス)の住民向けには、別の案内があります。祝日の収集日も市のページで確かめられます。

モントリオール

モントリオール市の収集日のページ(新しいタブで開く)によると、収集日と、道路ぎわに出してよい時間は、Info-collectesで郵便番号から調べます。生ごみと庭の草木は、4つの区(Arrondissement)では一緒に集め、ほかの区では別々に集めます。区によって収集の仕方が違うことがあります。

市ごとの詳しい分け方は、バンクーバー、トロント、カルガリー、モントリオールの記事で扱います。

手順

引っ越してからごみを出し始めるまでの流れの例です。

  1. 住んでいる市のごみのページを開く。
  2. 一戸建てか集合住宅かを確かめる。集合住宅なら、建物の管理者に置き場所と分け方を聞く。
  3. 住所や郵便番号から収集日を調べる。アプリやカレンダーがあれば使う。
  4. ごみ、リサイクル、生ごみなどを、市の案内に従って分ける。
  5. 決まった曜日に、決まった容器で出す。祝日の前後は収集日が変わることがある。

ここに注意してね!

  • カナダのごみの分け方と収集日は市ごとに違います。前に住んでいた市の決まりが、引っ越し先でも同じとは限りません。
  • 生ごみを分けて集める市があります。トロントの緑の容器、カルガリーの緑のカートなどです。
  • トロントやカルガリーでは、集合住宅の住民向けに一戸建てとは別の案内があります。建物での出し方は管理者にも確かめます。
  • 大きな家具や家電の処分は「粗大ごみと電化製品の処分」、空き缶やびんの返却は「デポジット付きの容器と返却」で扱います。

この記事をシェアする

次に読むならこれ

関連する記事

生活バンクーバーのごみとリサイクル(City of Vancouver waste and recycling)バンクーバー市では、市がごみ(Garbage)と生ごみ・庭の草木(Green bin)を集め、リサイクルは州の制度を運営するRecycle BCが別に集めます。収集日は住所から調べ、収集日の朝7時までに容器を出します。集合住宅は建物ごとに出し方が決まっています。生活トロントのごみとリサイクル(City of Toronto waste and recycling)トロント市では、ごみ(Garbage Bin)と生ごみ(Green Bin)を市が集め、リサイクル(Blue Bin)は2026年1月1日から州の規則にもとづいてCircular Materialsが集めています。一戸建てのごみの容器は大きさで年間の料金が決まります。収集日は住所ごとに違い、昼の収集なら当日7時までに出します。生活カルガリーのごみとリサイクル(City of Calgary waste and recycling)カルガリー市の一戸建てでは、青いカート(リサイクル)、緑のカート(食べ物・庭の草木・ペットのふん)、黒いカート(ごみ)の3つを使います。収集日の7時までに出し、19時までに片付けます。料金は月ごとに公共料金の請求書で払い、2026年は3つ合わせて月C$20.51です。生活モントリオールのごみとリサイクル(Ville de Montréal collections)モントリオール市では、リサイクル、生ごみ(茶色の容器)、庭の草木、家庭ごみ、大きなごみ・工事のがれきを分けて集めます。収集日や出し方は区(arrondissement)ごとに違い、Info-collectes で郵便番号から調べます。生ごみの収集がある通りでは、茶色の容器を使うことが義務です。生活粗大ごみと電化製品の処分(Large items and appliances)家具、マットレス、冷蔵庫などの大きなごみの出し方は市ごとに違います。トロントはごみの日に家の前に出せば集める仕組み、カルガリーは市の施設への持ち込みが基本で重さに応じて料金がかかります。テレビやパソコンなどの電子機器は、多くの市で家庭ごみに出さず、無料の回収場所に持ち込みます。生活デポジット付きの容器と返却(Beverage container deposit return)カナダの多くの州では、飲み物の容器の代金に預かり金(Deposit)が上乗せされ、空き容器を返すと戻ってきます。BCではほぼすべての飲み物の容器が対象で、預かり金は1本C$0.10以上です。オンタリオ州ではお酒の容器が対象で、大きさによりC$0.10かC$0.20です。仕組みと返却先は州ごとに違います。