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自然・安全 / 水辺の安全

川と湖の安全(Water safety)

ひとことで言うと

カナダの湖や川は夏でも水が冷たいことがあり、監視員のいない場所もあります。川の流れや湖の離岸流は、泳ぎの得意な人でも危ないことがあります。泳ぐとき、カヌーやボートに乗るときの基本と、ライフジャケットの決まりを、国立公園と連邦政府、水の安全の団体の案内からまとめます。

目次
  1. カナダの湖と川の特徴
  2. 夏でも水は冷たい
  3. 川で泳ぐとき
  4. 湖で泳ぐ、こぐとき
  5. ライフジャケットとPFDの決まり
  6. 日本との違い・注意点

カナダの湖と川の特徴

カナダには、泳いだりカヌーをこいだりできる湖や川がたくさんあります。国立公園を管理するパークス・カナダ(Parks Canada)は、たとえばファンディ国立公園の案内で、川や湖での水泳には監視がないと説明しています。

水の事故を防ぐ活動をしている団体、ライフセービング協会(Lifesaving Society)は、小さな子ども、18歳以上の男性、高齢の人に加えて、カナダに来て間もない人(newcomers)も水の事故の危険が高い人に挙げています。

夏でも水は冷たい

パークス・カナダによると、アルバータ州のウォータートン・レイクス国立公園のアッパー・ウォータートン湖は、夏の終わりでも水温がふつう10〜15°Cほどです。転覆してこの水に落ちると、低体温症になり、命に関わることがあります。

ルージュ国立都市公園の案内(新しいタブで開く)では、泳ぐのに合う水温になるのはふつう6月ごろからで、8月まで続くとしています。春や秋の冷たい水で泳ぐと、低体温症の危険が高まります。冷たい水に落ちたときの体の反応は「冷たい水の危険」で扱います。

川で泳ぐとき

パークス・カナダのファンディ国立公園の案内(新しいタブで開く)は、川について次のように呼びかけています。

  • 流れの強い所では泳がない。
  • 川に飛び込まない。
  • いつも誰かと一緒に泳ぐ。

水かさが増えているときは、川を歩いて渡るのも危険です。ハイキングの道で川を渡ることがあるときは、出かける前に水の状態を確かめます。ハイキングの準備は「ハイキングの準備」にまとめています。

湖の浜でも、離岸流(rip current)が起きることがあります。ルージュ国立都市公園は、離岸流は泳ぎの得意な人でも難しいことがあると注意しています。

湖で泳ぐ、こぐとき

ウォータートン・レイクス国立公園の案内は、湖は急に深くなり、強い風が吹くことがあり、天気も急に変わると説明しています。

子どもと泳ぎの苦手な人

  • 子どもを水の中や水辺に1人で残さない。
  • 泳ぎの苦手な人と子どもは、ライフジャケットかPFD(personal flotation device、浮力のあるベスト)を着る。

ライフセービング協会は、水の上や中、水辺にいるときは、子どもに手が届く距離にいるよう勧めています。

カヌーやボートに乗るとき

ウォータートン・レイクス国立公園は、次のような装備を持つよう案内しています。

  • 笛
  • 予備のパドル
  • 水をくみ出す道具(あかくみ、ポンプ)
  • ロープ
  • 救急用品
  • 防水の入れ物に入れた連絡手段(携帯電話など)

ルージュ国立都市公園の案内では、カヌーやカヤックが転覆したときは、ひっくり返った舟から離れずに岸へ向かい、助けが必要なら笛などで長く3回鳴らして知らせます。

ウォータートン・レイクス国立公園の案内は、お酒や大麻を口にして、モーターの有無にかかわらず舟を操ることは違法だとしています。カヌーとカヤックの楽しみ方は「カヌーとカヤック」で扱います。

ライフジャケットとPFDの決まり

連邦政府の運輸省(Transport Canada)のライフジャケットのページ(新しいタブで開く)によると、カヌーやカヤックのように人の力で動かす舟も含め、舟には乗る人の数だけライフジャケットかPFDを積むことが法律で決まっています。

種類特徴
ライフジャケット浮力が大きく、意識がなくても顔を上に向ける。色は赤・オレンジ・黄
PFD軽くて着たままでも動きやすいが、浮力は小さく、顔を上に向ける力は限られる。色はさまざま
  • 運輸省、カナダ沿岸警備隊(Canadian Coast Guard)、カナダ漁業海洋省(Fisheries and Oceans Canada)のいずれかの承認を示すラベルがあるものを選ぶ。傷んだものは承認されたものとみなされません。
  • ふくらませるタイプのPFDは、16歳未満の人、体重36.3kg未満の人、水上バイクを運転する人は使えません。
  • 子ども用は体にぴったり合うものを選び、肩とベストのすき間が7.6cmより小さいようにします。大きなえり、腰ひも、股ひもがあると、脱げにくくなります。

ライフセービング協会によると、ボートの事故で溺れて亡くなった人の10人に9人は、ライフジャケットやPFDを着ていませんでした。運輸省も「着なければ役に立たない」と呼びかけています。

ここに注意してね!

  • パークス・カナダの案内にあるとおり、国立公園の川や湖には監視員のいない場所があります。泳ぐ場所の様子や自分の泳ぐ力を考えて動く必要があります。
  • 夏でも水は冷たく、湖では急に深くなる所や、強い風が吹く所があります。
  • カヌーやカヤックでも、乗る人の数だけライフジャケットかPFDを積む決まりがあります。
  • ライフセービング協会は、カナダに来て間もない人を水の事故の危険が高い人に挙げています。
  • 事故が起きたときは911に電話します。

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