日本人のためのカナダ情報
観光 / アクティビティ

犬ぞり(Dog sledding)

旅行ワーホリ在住 ユーコン準州ノースウエスト準州
ひとことで言うと

犬ぞりは、カナダ北部でかつて冬の主な移動手段だったもので、いまはユーコン準州やノースウエスト準州で冬の体験として楽しめます。短い体験から、自分でチームを走らせる数日間の旅まであります。準州の観光局の案内をもとに、時期と体験の内容をまとめます。

目次
  1. 北部の暮らしを支えてきた犬ぞり
  2. どこで体験できるか
  3. 犬ぞりレース「ユーコン・クエスト」
  4. 手順:犬ぞりの体験を選ぶとき
  5. 日本との違い・注意点
雪の上でそりにつながれた犬のチーム
Photo: Ric Matkowski / Unsplash

北部の暮らしを支えてきた犬ぞり

犬ぞり(dog sledding、犬を走らせることは mushing)は、カナダ北部で長く使われてきた移動の手段です。ノースウエスト準州の観光局は、かつて冬に準州を移動するには犬ぞりが一番の方法だったと紹介しています。ユーコン準州の観光局(Travel Yukon)も、犬ぞりはユーコンの歴史で大切な役割を果たし、いまも暮らしの一部だとしています。

いまでは、冬の旅行の体験として楽しむことができます。北部の地理や暮らしは「北極圏と北部の暮らし」で扱います。

どこで体験できるか

ユーコン準州

Travel Yukon は、凍った湖の上を自分の犬ぞりチームで走る体験を、冬の楽しみの1つに挙げています。犬ぞりの旅の案内(新しいタブで開く)によると、数日間の犬ぞりの旅は11月下旬から4月上旬まであり、3日間以上のものが中心です。

数日間の旅では、経験のあるマッシャー(musher、犬ぞりの使い手)から次のことを教わります。

  • ハーネス(犬の胴輪)、引き綱(tugline)、ブレーキの使い方
  • 犬が聞き分ける掛け声
  • 犬をそりにつなぐ方法と、犬の世話の基本

夜はオーロラが見られることもあります。ユーコンを旅する全体の情報は「ユーコンを旅する」、オーロラは「オーロラ観賞」で扱います。

ノースウエスト準州

ノースウエスト準州の観光局(Spectacular NWT)の犬ぞりのページ(新しいタブで開く)では、イエローナイフのまわりの凍った湾を走る体験が紹介されています。

  • イエローナイフ周辺を短く走るものから、1日かけて奥地を走るものまである。
  • 犬ぞりのチームの犬と会い、マッシャーと走り、自分で手綱を握ることもできる。
  • そりを引く犬は、主にアラスカン・マラミュートとシベリアン・ハスキーの雑種で、とても元気な犬たち。

雪が積もり、湖が凍ると犬ぞりの季節が始まります。

犬ぞりレース「ユーコン・クエスト」

ユーコン準州では、2月に犬ぞりレース「ユーコン・クエスト(Yukon Quest)」が開かれます。Travel Yukon によると、距離は100マイルから450マイル(約160〜720km)まで複数あり、2月の厳しい寒さの中で行われます。コースや日程は年によって変わることがあります。

手順:犬ぞりの体験を選ぶとき

  1. 行き先(ユーコン準州のホワイトホース周辺、ノースウエスト準州のイエローナイフ周辺など)と時期を決める。
  2. 準州の観光局のサイトで、体験を提供している事業者や、短時間・数日間などの内容を調べる。
  3. 防寒具の貸し出しがあるか、何を持っていくかを事業者に確かめる。
  4. 数日間の旅では、宿泊の形(キャビン、テントなど)と、必要な体力を確かめる。

ここに注意してね!

  • カナダ北部の冬はとても寒くなります。凍傷や低体温症を防ぐ服装が欠かせません。服装は「冬の服装」、体の危険は「凍傷と低体温症」で扱います。
  • 準州の観光局は、犬ぞりを北部の暮らしと歴史に根ざしたものとして紹介しています。数日間の旅では、犬の世話を教わることも体験の一部です。
  • 観光局は会社を紹介していますが、内容や料金、安全の決まりは事業者ごとに違います。申し込む前に、事業者に直接確かめます。

この記事をシェアする

次に読むならこれ

関連する記事

観光オーロラ観賞(ユーコン準州・ノースウエスト準州)(Northern lights)オーロラは、太陽から来る粒子が北極側の上空の大気とぶつかって光る現象です。カナダ北部は観賞に向いた場所にあり、ユーコン準州の観光局は8月から4月、22時から3時ごろを見ごろとしています。仕組み、予報の見方、観賞のときの寒さ対策をまとめます。観光ユーコンを旅する(Travelling in Yukon)ユーコン準州は、BC の北、アラスカの東にある準州です。準州都ホワイトホースを拠点に、カナダでいちばん高い山があるクルアニ国立公園保護区、クロンダイク・ゴールドラッシュの町ドーソン・シティ、夏の白夜や冬のオーロラを楽しめます。地域ごとの見どころと、旅の注意点をまとめます。自然・安全冬の服装(重ね着・ブーツ・手袋)(Dressing for the cold)カナダの冬は、厚いコート1枚より、薄い服の重ね着が基本です。肌に近い層はウールや化学繊維にし、いちばん外に風を通さない上着を着ます。綿を避ける理由、手袋とミトンの使い分け、ブーツと靴下の選び方を、保健省とカナダ労働安全衛生センターの案内からまとめます。自然・安全凍傷と低体温症(Frostbite and hypothermia)凍傷は手足・鼻・耳など体の端が凍る傷で、低体温症は体の中心の温度が下がる状態です。重い凍傷と、震えが強い・止まった低体温症はすぐに医療が必要です。症状の見分け方、待つ間の手当て、してはいけないことをまとめます。基礎知識北極圏と北部の暮らし(Canada's Arctic and North)ユーコン、ノースウエスト、ヌナブトの3つの準州は、国土の3分の1を占めますが、人口は全国の1%に届きません。道路のない地域が多く、食料などの値段が高いことが課題です。連邦政府の案内をもとに、カナダ北部の自然と暮らしの特徴をまとめます。観光キャンプの基本(Camping)カナダの国立公園には、車で入れるキャンプ場から、歩くかボートでしか行けない奥地のキャンプ地、ベッド付きのテント小屋まであります。キャンプ場の種類、食べ物とごみの管理(Bare Campsite)、たき火や静かにする時間などの決まりを、カナダ公園局(Parks Canada)の案内からまとめます。