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比較・雑学 / カナダと日本の比較

マナーの違い(マナーと決まりの境目)

ひとことで言うと

日本では「マナー」の感覚でいることが、カナダでは州の法律で決まっている場合があります。外での飲酒や、レストランのパティオでの喫煙がその例です。決まりの中身は州・準州で違います。

目次
  1. 「マナー」のつもりが「決まり」のことも
  2. 公園でビール、は州の法律しだい
  3. パティオでの一服もできない州がある
  4. 気づかいの習慣はどうか
  5. 日本との違い・注意点

「マナー」のつもりが「決まり」のことも

外国で暮らすと、「これはやっていいのかな」と迷う場面がよくあります。カナダでは、日本だと「周りへの気づかい」の範囲で考えていることが、州の法律ではっきり決まっていることがあります。

ここでは、公式に確かめられる例を2つ紹介します。どちらも州ごとの決まりなので、ほかの州では中身が違うことがあります。

公園でビール、は州の法律しだい

天気のいい日に、公園でお弁当とビール。気持ちよさそうですが、カナダでは州の法律が関わります。

ブリティッシュコロンビア州(BC)の酒類規制・免許法(Liquor Control and Licensing Act)第73条(新しいタブで開く)は、住居や私的な場所、許可を受けた店の飲食エリアなど、決められた場所以外でお酒を飲むことや、ふたを開けたお酒を持っていることを禁じています。

一方で同じ条文は、市などの自治体が条例で公共の場所を「お酒を飲んでよい場所」に指定できるとも定めています。つまり BC では、公園で飲めるかどうかは、その場所が指定されているかどうかで決まることになります。

ほかの州にも、それぞれ酒類の法律があります。公共の場での飲酒のルールは「公共の場での飲酒のルール」の記事で扱います。

パティオでの一服もできない州がある

カナダのレストランやバーには、屋外の席(パティオ)がある店があります。外の席なら吸ってもいいのでは、と思うかもしれません。

オンタリオ州政府の喫煙・ベイプのルールのページ(新しいタブで開く)によると、オンタリオ州では次の場所での喫煙とベイプ(電子たばこ)が禁じられています。

  • 屋内の公共の場所
  • バーやレストランのパティオと、パティオから9m以内の公共の場所
  • 子どもの遊び場と、そこから20m以内の公共の場所
  • 16歳未満(15歳以下)の人が乗っている車の中
  • 病院などの出入り口から9m以内

違反して有罪になると、初回でC$1,000、2回目以降でC$5,000の罰金があり得る、と同じページに書かれています(2026年10月時点)。

気づかいの習慣はどうか

ドアを押さえて後ろの人を待つ、家では靴を脱ぐ、といった習慣も、カナダの暮らしでよく話題になります。ただ、こうした習慣は法律で決まっているものではなく、人や場所によって違います。このサイトでは「ドアを押さえて待つ」「家では靴を脱ぐ」で、あるあるとして取り上げます。

チップも、日本にはない習慣として戸惑う人が多い話題です。「チップの相場と払い方」の記事で扱います。

日本とのちがいと注意点だよ!

  • 日本でも、受動喫煙を防ぐ取り組みは2020年4月1日に改正健康増進法が全面施行され、厚生労働省は「マナーからルールへ」と説明しています。多数の人が使う施設の屋内は原則禁煙です(厚生労働省のページ(新しいタブで開く))。
  • カナダでは、飲酒や喫煙の決まりは州・準州ごとに違います。この記事で紹介したのは BC の飲酒とオンタリオ州の喫煙の例だけです。住む州・旅行する州の決まりは、その州政府のページで確かめるのが確実です。
  • 市の条例で、さらに細かい決まりがあることもあります。

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