学歴認定(ECA、Educational Credential Assessment)
学歴認定(ECA)は、カナダ国外で取った学位・卒業資格が、カナダのどの学歴に当たるかを、IRCCが指定した機関が確かめるものです。Express EntryのFSWPでは国外の学歴にECAが必要で、CECとFSTPでは学歴の点を得たいときに使います。ECAはプロフィールを出すときと申請するときに5年未満でなければなりません。
条件や金額は変わることがあります。手続きの前に、必ず公式の窓口やページで最新の情報を確認してください。個別の判断は、登録された専門家に相談してください。
ECAとは
学歴認定(Educational Credential Assessment、ECA)は、カナダ国外で取った学位・卒業証書・資格が有効で、カナダのどの学歴と同じかを確かめるものです。IRCCのECAのページ(新しいタブで開く)では、ECAは「移民のため(for immigration purposes)」のものを取る必要があるとされています。機関によってはほかの種類の評価もあるので、申し込むときに種類を間違えないようにします。
カナダの学校で取った学位・卒業資格には、ECAは要りません。
ECAが必要な人
エクスプレス・エントリーの3つのプログラムで、扱いが違います。
| プログラム | 国外の学歴のECA |
|---|---|
| 連邦熟練労働者(FSWP) | 必要(国外で受けた教育を使う場合) |
| カナダ経験クラス(CEC) | 任意。学歴の点を得たいときに使う |
| 連邦熟練職人(FSTP) | 任意。学歴の点を得たいときに使う |
FSWPの条件は「連邦熟練労働者(FSWP)」、CECは「カナダ経験クラス(CEC)」にまとめています。学歴はCRSスコアの点にもなります(「CRSスコア」)。
どの学歴を評価してもらうか
IRCCのページによると、多くの場合は最も高い学歴だけを評価してもらえば足ります。2つ以上の学歴で点を得たいときは、それぞれの学歴にECAが必要です。
有効期間
ECAは、Express Entryのプロフィールを出すときと、永住権の申請を出すときの両方で、発行から5年未満でなければなりません。IRCCのページでは、申請する前に期限が切れると申請は却下されると説明されています。
IRCCが指定した機関
ECAは、IRCCが指定した機関で取ります。IRCCのページに載っている機関は次のとおりです(2026年10月時点、アルファベット順)。
| 機関 | 備考 |
|---|---|
| Comparative Education Service(University of Toronto) | |
| International Credential Assessment Service of Canada | |
| International Credential Evaluation Service(BCIT) | |
| International Qualifications Assessment Service(IQAS) | |
| World Education Services(WES) |
特定の職業の人が使う機関
主な職業(primary occupation)が次の職業の人は、その職業の団体でECAを取ります。
| 主な職業 | 機関 |
|---|---|
| 医師(NOC 31100、31101、31102) | Medical Council of Canada |
| 薬剤師(NOC 31120。働くには免許が必要) | Pharmacy Examining Board of Canada |
| 建築士(NOC 21200。働くには免許が必要) | Canadian Architectural Certification Board |
IRCCのページによると、主な職業が建築士で、2024年10月31日より前にほかの指定機関が発行したECAを持っている人は、そのECAが有効なら受け付けられます。NOCのコードは「職業分類(NOC・TEER)」にまとめています。
手順
- 自分が使うプログラムで、ECAが必要か、点のために取るかを確かめる。
- 主な職業が医師・薬剤師・建築士かどうかで、使う機関を決める。それ以外は、IRCCが指定した機関から選ぶ。
- 機関の指示に従って、「移民のため」のECAを申し込み、学歴の書類を送る。
- ECAの結果と参照番号(reference number)を、Express Entryのプロフィールに入れる。
- 招待(ITA)を受けたら、永住権の申請にECAの報告書をアップロードする。原本の書類も手元に用意しておく。
費用
ECAの手数料や必要な書類は、機関ごとに違います。IRCCのECAのページには金額は載っていないので、申し込む機関の公式サイトで確かめます。IRCCへの永住申請の料金は「申請料とバイオメトリクス料金」にまとめています。
日本とのちがいと注意点だよ!
- 日本の大学・短大・専門学校などの卒業資格も、FSWPで使うときはECAが必要です。カナダの学校の資格は不要です。
- ECAは5年で使えなくなります。Express Entryのプロフィールを出してから申請するまでの間に期限が切れないよう、発行日を確かめておきます。
- 必要な書類や送り方は、申し込む機関の案内に従います。日本の学校から書類を取り寄せる場合もあるので、早めに機関の案内を読みます。
- 学歴がカナダのどの学歴に当たるかは、ECAの機関が判断します。どの学歴を評価してもらうべきかに迷うときは、RCIC(登録移民コンサルタント)に相談してください(「移民コンサルタント(RCIC)と弁護士の選び方」)。
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