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親と祖父母のスーパービザ(Super visa)

在住駐在
ひとことで言うと

スーパービザは、カナダ市民・永住者などの子どもや孫を訪ねる親と祖父母のための訪問の許可です。最長10年の数次入国で、2023年6月22日以降に入国した人は1回の入国で最長5年滞在できます。子ども・孫の収入の基準と、1年以上有効な民間の医療保険が条件です。

目次
  1. スーパービザとは
  2. 滞在できる期間
  3. 申請の条件
  4. 手順
  5. 費用
  6. 日本との違い・注意点
ここは大事だよ

条件や金額は変わることがあります。手続きの前に、必ず公式の窓口やページで最新の情報を確認してください。個別の判断は、登録された専門家に相談してください。

スーパービザとは

スーパービザ(Super visa)は、カナダに住む子どもや孫を長く訪ねたい親と祖父母のための、訪問者としての許可です。IRCCのスーパービザのページ(新しいタブで開く)によると、最長10年の間、何度でも入国できる(数次入国)許可です。

ふつうの訪問者は、1回の入国で原則6か月までの滞在です(「観光での滞在期間と延長(Visitor record)」)。スーパービザでは、1回の入国で長く滞在できる点が違います。

スーパービザは訪問の許可です。カナダで働いたり、永住したりする許可ではありません。親や祖父母の永住を考えるときは、別の制度「親と祖父母のスポンサー(PGP)」があります。

日本国籍の親・祖父母の場合

日本国籍の人は、観光などでは訪問者ビザがいらず、飛行機で来るときは電子渡航認証(eTA)を使います(「eTA(電子渡航認証)」)。IRCCによると、訪問者ビザが免除されている国の人も、5年間滞在するためにスーパービザを取ることができます。その場合も、飛行機で来るときはeTAを別に申請する必要があることがあります。

滞在できる期間

IRCCの滞在期間のページ(新しいタブで開く)の内容です(2026年10月時点)。

入国した時期滞在できる期間
2023年6月22日以降1回の入国で最長5年。国境の職員がパスポートにスタンプを押さなくても5年
2023年6月22日より前入国のときに国境の職員が認めた期間まで。延長を申請して認められると、最長2年の延長

滞在の期限が来る前に、カナダを出るか、滞在の延長を申請する必要があります。

申請の条件

招く子ども・孫(ホスト)の条件

  • 申請する人の実の子ども、養子、または孫であること
  • カナダ市民、カナダの永住者、または登録インディアン(registered Indian)であること
  • 18歳以上で、カナダに住んでいること
  • 決められた最低限の収入があること
  • 招待状(letter of invitation)を書いて署名すること

招待状には、収入の基準を満たす証明、家族の人数の数え方に含めた人の一覧と人数、それぞれの名前と生年月日を入れます。ホストの配偶者か事実婚のパートナーが、カナダ市民・永住者・登録インディアンであれば、共同署名者(co-signer)として収入を合わせることができます。ほかの家族は共同署名者になれません。

最低限の収入

IRCCの収入の証明のページ(新しいタブで開く)に載っている基準です(2026年10月時点で掲載されている表。2025年7月29日更新)。

家族の人数ホストに必要な最低限の収入
1人C$30,526
2人C$38,002
3人C$46,720
4人C$56,724
5人C$64,336
6人C$72,560
7人C$80,784
8人以上1人増えるごとにC$8,224を加える

家族の人数には、申請する親・祖父母(一緒に申請する人を含む)、ホスト本人、ホストの配偶者と扶養する子ども、以前にスーパービザが認められた人、以前にスポンサーした人を含めます。収入の証明には、カナダ歳入庁(CRA)の課税通知書(Notice of Assessment)が使われます。ほかに、T4・T1、給与明細、雇用主の手紙、銀行の明細などを使う方法もページに挙げられています。

申請する親・祖父母の条件

  • 申請を出すときにカナダの外にいること
  • 入国時から1年以上有効な民間の医療保険に入っていること
  • 移民のための健康診断(immigration medical exam)を受けること(「移民の健康診断(Medical exam)」)
  • 訪問者としてカナダに入国できること

扶養する家族をこの申請に含めることはできません。

医療保険の条件

IRCCの書類のページ(新しいタブで開く)によると、医療保険は次の条件を満たす必要があります。

  • 入国の日から1年以上有効
  • 緊急時の補償がC$100,000以上
  • 医療、入院、本国への送還(repatriation)を補償する
  • 全額を払ってあるか、頭金を払って分割で払っている(見積もりだけでは認められない)
  • カナダの保険会社か、カナダの金融機関監督庁(OSFI)の認可を受けたカナダ国外の保険会社のもの

カナダ国外の保険会社の場合は、その会社がカナダで保険業を行っている間に書類が出された、という記載が必要です。

手順

  1. カナダに住む子ども・孫が、収入の基準を満たすか確かめ、招待状と収入の証明を準備する。
  2. 親・祖父母が、条件に合う医療保険に入り、移民の健康診断を受ける。
  3. カナダの外からIRCCにスーパービザを申請する。
  4. 求められたら、生体情報(バイオメトリクス)を登録する(「バイオメトリクス」)。
  5. 許可が出たら入国する。入国のときに、保険の証明などを求められることがあります。

担当のビザ事務所が、ほかの書類を求めることもあります。

費用

2026年10月時点で、IRCCの料金は次のとおりです(「IRCCの申請料」)。

料金金額
スーパービザ(訪問者ビザ)の申請料 1人C$100
生体情報の登録料(必要な人)1人C$85

ほかに、移民の健康診断の費用と、医療保険の保険料がかかります。保険料は年齢や補償の内容で大きく変わります。

日本とのちがいと注意点だよ!

  • 日本の親が観光で来るだけなら、eTAで原則6か月までの滞在です。半年を超えて続けて滞在したいときに、スーパービザか、滞在の延長を考えます。
  • スーパービザでは、カナダの保険会社か、OSFIの認可を受けた国外の保険会社の民間の医療保険が条件です。日本で入る保険を使う場合は、この条件に合うかを確かめる必要があります。
  • 子ども・孫の収入は、家族の人数で基準が変わります。以前にスポンサーした家族なども人数に入る点に注意します。
  • 条件に当たるか、どの書類が必要かの判断は、IRCCの案内か、RCIC(登録移民コンサルタント)に相談してください(「移民コンサルタント(RCIC)と弁護士の選び方」)。

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