観光での滞在期間と延長(Visitor record)
観光などの訪問者は、多くの場合カナダに最長6か月滞在できます。期間は入国のたびに国境の職員が決め、パスポートのスタンプや書類で示されます。もっと長くいたいときは、期限の30日前までを目安にVisitor record(訪問者記録)を申請します。手数料は2026年10月時点でC$100です。
条件や金額は変わることがあります。手続きの前に、必ず公式の窓口やページで最新の情報を確認してください。個別の判断は、登録された専門家に相談してください。
訪問者が滞在できる期間
移民・難民・市民権省(Immigration, Refugees and Citizenship Canada、IRCC)は、ほとんどの訪問者は最長6か月滞在できる(新しいタブで開く)としています。ただし、期間は入国のたびに、カナダ国境サービス庁(CBSA)の職員が決めます。6か月より短くなることも、長くなることもあります。
自分の期限の確かめ方
| 入国のときの状況 | 滞在できる期限 |
|---|---|
| パスポートにスタンプがあり、日付が書かれている | その日付まで |
| スタンプがあり、Visitor record(訪問者記録)を渡された | Visitor recordの「Valid until」の日付まで |
| スタンプはあるが日付がなく、書類もない | 入国から6か月、またはパスポートかバイオメトリクスの期限のうち早い日まで |
| 入国審査の端末(Primary Inspection Kiosk)を通り、スタンプがない | 最初に入国した日から6か月、またはパスポートかバイオメトリクスの期限のうち早い日まで |
訪問者ビザ(査証)を持つ人は注意が必要です。ビザに書かれた期限は「その日までにカナダに着かなければならない日」で、滞在できる期限ではありません。
入国の証明としてスタンプが必要なときは、職員に頼めます。端末を使う空港では、端末での手続きが終わった後に職員に頼みます。
親と祖父母のスーパービザ(Super visa)で2023年6月22日より後に入国した人は、最長5年滞在できます(スーパービザ)。
Visitor record(訪問者記録)とは
Visitor recordは、訪問者としてカナダに長く滞在するための書類です。新しい期限が書かれ、その日が出国の期限になります。Visitor recordはビザではありません。
次のような人が申請します。
- 訪問者として滞在を延ばしたい人
- 就労許可なしで働くことが認められている人、学習許可なしで学ぶことが認められている人で、滞在を延ばしたい人
- 学習許可や就労許可を持つ人で、訪問者に切り替えたい人
入国にeTAを使ったか、訪問者ビザを使ったかは関係ありません。
手順
- 自分の滞在の期限を確かめる(上の表)。
- 期限の 少なくとも30日前 を目安に申請の準備をする。申請は必ず期限の前に行います。
- 書類を電子化するためのスキャナーかカメラと、クレジットカードかデビットカードを用意する。
- 申請の手引き(instruction guide)を読む。
- IRCCのオンラインツールで質問に答える。「What would you like to do in Canada?」には「Visit」、「What is your current country/territory of residence?」には「Canada」を選びます。
- IRCCのアカウントを作るかサインインし、手数料を払って申請する。障害がある場合や、オンライン申請に不具合がある場合は、紙での申請もできます。
- バイオメトリクス(生体情報の登録)を求められたら、早めに予約する。
承認されてから6週間ほどでVisitor recordが届くとされています。審査期間を過ぎても連絡がないときは、IRCCのウェブフォームで問い合わせられます。
審査を待つ間
期限の前に申請していれば、結果が出るまで合法的にカナダにいられます。これを「Maintained status(在留資格の維持)」といいます。詳しくは在留資格の維持にまとめています。ただし、一時滞在許可(TRP)の申請者は対象外です。
期限が切れてから申請したときや、すでに期限が過ぎたときは、資格の回復(Restoration of status)の手続きになります(在留資格の回復)。
費用
2026年10月時点のIRCCの料金表(新しいタブで開く)では、次のとおりです。
| 手続き | 手数料(1人) |
|---|---|
| 訪問者としての滞在の延長(Visitor record) | C$100 |
| 訪問者としての資格の回復 | C$246.25(ビザの手数料は不要) |
日本とのちがいと注意点だよ!
- 日本のパスポートで飛行機を使う人は、入国にeTAが必要です(eTA)。eTAの有効期間と、1回の滞在で認められる期間は別のものです。
- Visitor recordは滞在を延ばす書類で、出国した後の再入国を約束するものではありません。アメリカ以外の国へ出てから戻るときは、eTAなど有効な入国書類が必要です。
- Visitor recordで延長しても、働くことや学ぶことが認められるわけではありません。就労や就学の可否は、IRCCの案内か登録移民コンサルタント(RCIC)に相談して確かめます。
- 入国審査の端末を通るとスタンプが押されないことがあります。期限を自分で計算できるよう、入国した日を記録しておきます。
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