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親と祖父母のスポンサー(Parents and Grandparents Program、PGP)

在住駐在
ひとことで言うと

カナダ市民・永住者などが、親と祖父母の永住権の申請を支える制度です。2026年10月時点で、IRCCは新しい申請と「スポンサーの意思表示フォーム」の受け付けを止めており、審査中の申請だけを進めています。長く滞在したい親・祖父母には、別の制度のスーパービザがあります。

目次
  1. 親と祖父母のスポンサーとは
  2. 年10月時点の受け付け状況
  3. スポンサーできる人
  4. 収入の条件
  5. スポンサーの約束(undertaking)
  6. 手順
  7. 費用
  8. 日本との違い・注意点
ここは大事だよ

条件や金額は変わることがあります。手続きの前に、必ず公式の窓口やページで最新の情報を確認してください。個別の判断は、登録された専門家に相談してください。

親と祖父母のスポンサーとは

親と祖父母のスポンサー(Parents and Grandparents Program、PGP)は、カナダに住む子どもや孫がスポンサーとなり、親や祖父母の永住権の申請を支える制度です。スポンサーは、親・祖父母の生活を長い期間支える約束をします。

この制度は毎年いつでも申し込めるものではありません。移民・難民・市民権省(IRCC)が、事前に「スポンサーの意思表示フォーム(interest to sponsor form)」を出した人の中から招待(invitation)を送り、招待された人だけが申請できる仕組みです。

2026年10月時点の受け付け状況

IRCCの親と祖父母のスポンサーのページ(新しいタブで開く)によると、2026年10月時点で次のとおりです。

  • 新しい申請は受け付けていない(制度を一時停止している)
  • 新しい意思表示フォームの受け付けと、スポンサーへの招待は、次のお知らせまで行わない
  • すでに出された申請の審査は続ける

2025年の受け付けで招待された人の申請期限は、2025年10月9日でした。再開の時期は、IRCCの発表を確かめます。

IRCCは、代わりの選択肢として、1回の入国で最長5年滞在できるスーパービザを案内しています(「親と祖父母のスーパービザ(Super visa)」)。スーパービザは訪問の許可で、永住権ではありません。

スポンサーできる人

IRCCの条件のページ(新しいタブで開く)による主な条件です。

  • 18歳以上
  • カナダ市民、カナダの永住者、またはインディアン法(Indian Act)で登録された人
  • カナダに住んでいて、申請のときから決定まで、カナダに主な住所がある
  • スポンサーする人たちを支えるだけの収入があり、それを証明できる
  • 招待を受けている

配偶者・コモンローパートナーを共同署名者(co-signer)にして、2人の収入を合わせることができます。

スポンサーになれない主な場合

  • 刑務所などに収容されている
  • 移民のローン、保証金、裁判所が命じた家族の扶養料を払っていない
  • 以前のスポンサーで約束した経済的な支えをしなかった
  • 免責されていない破産をしている
  • 障害を理由とするもの以外の生活保護(social assistance)を受けている
  • 暴力・家族に関わる・性的な犯罪で有罪になった
  • 退去命令(Removal Order)を受けている など

収入の条件

IRCCの申請の手引き(IMM 5772)(新しいタブで開く)によると、スポンサー(と共同署名者)は、申請日の直前の3年続いた課税年それぞれで、決められた収入を満たす必要があります。2025年に申請した人は、2022年・2023年・2024年の収入が対象でした。

収入は、カナダ歳入庁(CRA)の査定通知(Notice of Assessment)などで証明します。IRCCがCRAから直接情報を取り寄せることに同意する方法もあります(「査定通知(Notice of Assessment)と還付」)。

手引きに載っている、2025年の申請で使われた基準のうち、2024年分は次のとおりです。

数える人数2024年分の必要な収入
2人C$47,549
3人C$58,456
4人C$70,972
5人C$80,496
6人C$90,784
7人C$101,075
8人以上1人増えるごとにC$10,291を加える

人数には、スポンサー本人、配偶者・パートナー、扶養する子ども、以前にスポンサーした人を入れます。さらに、スポンサーを受ける親・祖父母と、その配偶者・パートナー、扶養する子どもを、カナダに来ない人も含めて入れます。基準額は年ごとに変わります。次に受け付けが始まるときは、その時点の手引きの表を使います。

スーパービザの収入の基準とは金額も数え方も違います。

スポンサーの約束(undertaking)

IRCCの約束のページ(新しいタブで開く)によると、親・祖父母をスポンサーする約束の期間は20年です。ケベック州に住む人は10年です。

この期間に、スポンサーを受けた人が生活保護を受けると、スポンサーがその額を返す必要があります。返し終わるまで、ほかの人のスポンサーにはなれません。配偶者のスポンサーの約束(3年)と比べて、とても長い期間です(「配偶者・パートナーのスポンサー」)。

ケベック州に住む人

ケベック州に住む人は、IRCCの承認のあとに、ケベック州の移民省(Ministère de l’Immigration, de la Francisation et de l’Intégration、MIFI)にも約束の申請を出し、ケベック州の条件を満たす必要があります。収入の審査もMIFIが行います(「ケベック州の移民制度」)。

手順

受け付けが行われる年の、IRCCの申請方法のページに書かれていた流れです。2026年10月時点では、新しい手続きはできません。

  1. IRCCが受け付けを知らせたら、期間内に意思表示フォームを出す。
  2. IRCCから招待を受ける。招待された人だけが申請できます。
  3. 永住権のポータル(Permanent Residence Portal)でアカウントを作る。
  4. 申請料をオンラインで払い、領収書とそろえた書類をアップロードして申請する。
  5. 審査の中で、親・祖父母は、健康診断、警察証明、生体情報(バイオメトリクス)の登録を求められる(「移民のための健康診断」「警察証明の取り方」「バイオメトリクス」)。

費用

IRCCの料金表(新しいタブで開く)による、2026年10月時点の金額です。

項目金額
親・祖父母のスポンサー(スポンサー料、審査料、永住権の権利料を含む)C$1,260
同上(永住権の権利料を除く)C$660
親・祖父母の配偶者・パートナーを含めるC$1,260(権利料を除くとC$660)
扶養する子どもを含める(1人)C$180

このほかに、バイオメトリクス、健康診断、警察証明の費用がかかります(「IRCCの申請料」)。

ここに注意してね!

  • 2026年10月時点で、この制度は新しい申し込みを受け付けていません。「今なら申請できる」とうたう案内には注意してください(「ビザ詐欺とIRCCを名乗る詐欺に注意」)。
  • 受け付けがある年も、意思表示フォームを出した人の中から招待される仕組みで、出した人が必ず申請できるわけではありません。
  • 約束の期間は20年(ケベック州は10年)と長く、関係や暮らしが変わっても続きます。
  • 収入の条件は3年分で、確定申告をしていることが前提になります。
  • 自分が条件に当たるか、どの制度が合うかの判断は、IRCCか、RCIC(登録移民コンサルタント)・弁護士に相談してください(「移民コンサルタント(RCIC)と弁護士の選び方」)。

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