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州・準州の給付とクレジット(Ontario Trillium Benefit・BC Family Benefit など)

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ひとことで言うと

州・準州には、カナダ歳入庁(CRA)が確定申告をもとに支払う独自の給付があります。オンタリオ州のOntario Trillium Benefit(OTB)、BCのBC family benefit、アルバータ州のAlberta child and family benefitなどです。BCのClimate action tax creditは2025年4月の支払いで終わりました。

目次
  1. 州・準州の給付のしくみ
  2. 州・準州ごとの違い
  3. オンタリオ州:Ontario Trillium Benefit(OTB)
  4. BC:BC family benefit
  5. アルバータ州:Alberta child and family benefit
  6. 手順
  7. 費用
  8. 日本との違い・注意点
$ C$¥
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条件や金額は変わることがあります。手続きの前に、必ず公式の窓口やページで最新の情報を確認してください。個別の判断は、登録された専門家に相談してください。

州・準州の給付のしくみ

連邦の給付(「カナダ児童手当」「食料品・生活必需品給付(CGEB)」など)のほかに、州・準州が独自に用意し、カナダ歳入庁(CRA)が代わりに支払う給付があります。CRAの州・準州のプログラムのページ(新しいタブで開く)に、13の州・準州ごとの一覧があります。

多くは、毎年の確定申告の内容をもとに CRA が自動で判断します。所得がなくても確定申告をしておくことが、受け取りの前提になります(「確定申告の基本と期限」)。支払いは、CCB と一緒に毎月まとめて届くもの、別に届くものがあり、州ごとに違います。

この記事の金額は、2026年10月時点で CRA のページに載っているものです。2025年分の確定申告をもとに、2026年7月から2027年6月まで支払われる額です。

州・準州ごとの違い

州主な給付申し込み支払い
オンタリオ州Ontario Trillium Benefit(OTB)、Ontario child benefit、Ontario senior homeowners’ property tax grantOTBの一部は確定申告で Form ON-BEN を出すOTBは毎月10日(2026年7月から)
ブリティッシュコロンビア州(BC)BC family benefit—CCBと一緒に毎月
アルバータ州Alberta child and family benefit(ACFB)—CCBとは別に、8月・11月・2月・5月
サスカチュワン州Saskatchewan low-income tax credit(SLITC)—CGEBと一緒に年4回
ノバスコシア州Nova Scotia child benefit(NSCB)、Nova Scotia affordable living tax credit(NSALTC)—NSCBはCCBと一緒に毎月、NSALTCはCGEBと一緒に年4回
マニトバ州CRAが代わりに支払う州の給付はない——

サスカチュワン州の SLITC は、2026年7月〜2027年6月で本人C$460、配偶者などC$460、子ども1人C$181(2人まで)、世帯の上限C$1,282です。ノバスコシア州の NSCB は、18歳未満の子ども1人につき月C$127.08、NSALTC は年C$255(本人か夫婦)に子ども1人C$60を加えた額が上限です。

ほかの州・準州の給付は、CRAの州・準州のページで州を選ぶと確かめられます。ケベック州の税と給付は「ケベック州の税金」で扱います。

オンタリオ州:Ontario Trillium Benefit(OTB)

CRAのオンタリオ州のページ(新しいタブで開く)によると、OTB は次の3つのクレジットをまとめた支払いです。2025年分の申告をもとにする2026年の支払いは、2026年7月から毎月10日に支払われます。

クレジット対象(2025年12月31日にオンタリオ州に住んでいたことなど)申し込み
Ontario energy and property tax credit(OEPTC)住まいの家賃や固定資産税を払った人、長期療養施設の費用を払った人など確定申告で Form ON-BEN
Northern Ontario energy credit(NOEC)北オンタリオに住み、家賃や固定資産税などを払った人確定申告で Form ON-BEN
Ontario sales tax credit(OSTC)所得が低い人・中くらいの人不要(申告から自動で判断)

OSTC の年間の上限は、大人1人・子ども1人につきC$378です。単身の人は調整後の純所得がC$29,047を超えた分、ひとり親や夫婦は世帯の調整後の純所得がC$36,309を超えた分の4%ずつ減ります。

そのほかのオンタリオ州の給付

  • Ontario child benefit(OCB):18歳未満の子どもがいる家族に、子ども1人につき月C$146.66まで。CCBと一緒に毎月支払われ、申し込みはいりません。世帯の調整後の純所得がC$26,865を超えると減ります。
  • Ontario senior homeowners’ property tax grant:2025年12月31日に64歳以上で、オンタリオ州の自宅を所有して住み、固定資産税を払った人。上限C$500。確定申告のときに申し込みます。

BC:BC family benefit

CRAのBCのページ(新しいタブで開く)によると、BC family benefit(BCFB)は、18歳未満の子どもがいる家族への非課税の月々の給付で、CCB と一緒に毎月支払われます。2026年7月〜2027年6月の月の上限は、1人目の子どもC$145.83、2人目C$91.66、3人目以降1人につきC$75です。ひとり親の家族には、1人目の子どもに月C$41.66の上乗せがあります。世帯の調整後の純所得がC$30,176を超えると減ります。

Climate action tax credit は終了

BC州政府のページ(新しいタブで開く)によると、BC の Climate action tax credit は終了し、2025年4月の支払いが最後でした。古い案内に載っていても、2026年10月時点では受け取れません。

アルバータ州:Alberta child and family benefit

CRAのアルバータ州のページ(新しいタブで開く)によると、Alberta child and family benefit(ACFB)は18歳未満の子どもがいる家族への非課税の給付です。基本の分(basic)と、働いて得た所得がC$2,760を超える家族への上乗せの分(working income)があります。CCBとは別に、8月・11月・2月・5月に支払われます。

2026年7月〜2027年6月の基本の分の年額は、1人目の子どもC$1,529、2〜4人目は1人につきC$764です。

手順

  1. 毎年4月30日までに確定申告をする。所得がなくても申告する。
  2. オンタリオ州に住む人は、OTBのうち OEPTC・NOEC と、高齢者の固定資産税の補助を受けるために、確定申告で Form ON-BEN を記入する。
  3. 子どもがいる人は、CCB の申し込み(Form RC66 など)をしておく。多くの州の子ども向けの給付は、CCB の情報をもとに判断されます(「カナダ児童手当」)。
  4. CRA My Account で、支給額と支払日を確かめる(「CRA My Accountの登録と使い方」)。

費用

申し込みに手数料はかかりません。上の金額は2026年10月時点のものです。

ここに注意してね!

  • カナダでは、州の給付の多くを連邦の CRA が確定申告をもとに支払います。州の役所に別に申し込むものではない点に注意します。
  • 州・準州ごとに給付の種類も条件もまったく違います。引っ越したときは、CRAに住所の変更を届けます。
  • 制度は予算で変わります。BCの Climate action tax credit のように、終わった制度もあります。
  • 受け取れるかどうかは個別の事情で変わります。判断は CRA に問い合わせてください。

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