害虫(トコジラミ・ゴキブリ)が出たとき(Bed bugs and pests)
賃貸の部屋でトコジラミ(Bed bugs)やゴキブリが出たら、まず大家にすぐ知らせます。BCとオンタリオ州では、害虫の駆除は原則として大家の責任です。借り主は駆除の準備に協力し、洗濯や掃除で広がるのを防ぎます。
まず大家に知らせる
カナダの賃貸住宅でトコジラミ(Bed bugs、南京虫)やゴキブリ(Cockroaches)を見つけたら、自分だけで何とかしようとせず、すぐに大家(Landlord)か管理会社に知らせます。
カナダ保健省(Health Canada)のトコジラミの駆除のページ(新しいタブで開く)でも、借り主はすぐに大家に伝えるべきだとしています。集合住宅では、ほかの部屋から来たり、ほかの部屋に広がったりするため、建物全体での対応が必要になることがあります。
知らせるときは、メールなど記録が残る方法を使い、虫や刺されたあとの写真、見つけた日と場所を添えておくと、あとで話がこじれたときに役立ちます。
だれが駆除するか
害虫の駆除は、修理と同じく、州の賃貸のルールで決まります(修理全般は「修理と大家の責任」)。
| 州 | 公的機関の説明 |
|---|---|
| ブリティッシュコロンビア州(BC) | トコジラミなどの虫の駆除は、一般に大家の責任。ネズミなど、そのほかの害虫を大家が受け持つかどうかは、市の住宅維持の条例(Standards of Maintenance bylaws)による(BC州政府のページ(新しいタブで開く)) |
| オンタリオ州 | 大家は物件を清潔に保ち、ゴキブリやネズミなどの害虫を抑える手だてをとらなければならない(大家・借家人委員会(LTB)の案内(新しいタブで開く)) |
どちらの州でも、借り主は、ふつうに使って傷んだ分(Normal wear and tear)を除いて、自分が壊したものを直すか費用を払う責任があります。大家が対応しないときの相談先は、BCは住宅賃貸局(RTB、「BC州の賃貸」)、オンタリオ州はLTB(「オンタリオ州の賃貸」)です。ほかの州・準州の窓口は「州ごとの賃貸法と相談先」にまとめています。
トコジラミ(Bed bugs)
どんな虫か
カナダ保健省のトコジラミのページ(新しいタブで開く)によると、成虫は茶色で、平たい楕円形、長さは最大10mmほどです。
- 病気を広めることは知られておらず、刺されても多くは治療がいりません。
- 刺されたあとが出るまで、最大14日ほどかかることがあります。
- 顔、首、腕、脚、胸などを刺されることが多いです。
BC州の保健情報サービス(HealthLinkBC)のトコジラミの資料(新しいタブで開く)では、アレルギーのような反応や、不安・不眠につながる人もいるとしています。
自分でできること
駆除そのものは専門の業者が行うことが多いですが、カナダ保健省は、広がるのを防ぐために次のことを挙げています。
- 寝具、衣類、カーテンなどを熱いお湯で洗い、乾燥機の一番高い温度で乾かす。
- 洗えない小物やドライクリーニングの衣類は、熱い乾燥機に30分以上かける。
- 硬いブラシのついた掃除機で、マットレスの縫い目やすき間を吸う。掃除機の袋はすぐに袋に入れて閉じ、捨てる。
- 洗えない、温められない、スチームをかけられない物は捨てる。
冷凍は、-19°Cで4日間続けても、すべてのトコジラミを殺せるとは限らないとされています。カナダ保健省は、資格のある害虫駆除業者(licensed professional pest control operator)に頼むことを強く勧めています。
持ち込まないために
HealthLinkBCは、中古の家具や寝具を買うとき(中古品店、ガレージセール、道ばたに置かれた家具など)は、売り手の言葉に頼らず自分で確かめるよう勧めています。トコジラミは衣類、バックパック、スーツケース、本にもついて運ばれます。
ゴキブリ(Cockroaches)
カナダ保健省のゴキブリのページ(新しいタブで開く)によると、ゴキブリは食べ物や調理する場所の上を歩いたり、ふんをしたりして、食べ物を汚し、病気を広めます。ぜんそくのある人は、ふんや死がいに反応することがあります。
借り主の側でできる予防は次のとおりです。
- こぼれた物はすぐに片づけ、ペットの水やえさを一日中出しておかない。
- 食べ物は紙や段ボールではなく、ふたの閉まる容器に入れる。
- ごみはふた付きのプラスチックの容器に入れ、毎日捨てる。
- 水漏れや湿気を大家に知らせる。すき間や配管の穴はふさぐ必要がある。
市販の殺虫剤を使うときは、カナダで登録された製品であること(Pest Control Products の登録番号があること)を確かめ、ラベルの使い方を守ります。
手順
- 虫や刺されたあとを写真に撮り、日付と場所をメモする。
- 大家か管理会社に、書面(メールなど)ですぐに知らせる。
- 駆除の日程と、事前に必要な準備(家具を動かす、衣類を袋に入れるなど)を確かめ、協力する。
- 寝具や衣類を熱い湯で洗い、乾燥機にかける。
- 大家が対応しないときは、州の窓口(BCはRTB、オンタリオ州はLTB)に相談する。
ここに注意してね!
- カナダでは、賃貸の部屋の害虫の駆除は、多くの場合大家の責任です。自分で業者を呼んで払う前に、まず大家に知らせます。
- 集合住宅では、自分の部屋だけ駆除しても、隣から戻ってくることがあります。大家に建物全体での対応を頼むことが大切です。
- 中古の家具やマットレスを道ばたなどから拾って使うと、トコジラミを持ち込むことがあります。
- 入居時の点検で、害虫のあとがないかも確かめておくと、あとで争いになりにくくなります(「入居時と退去時の点検」)。
- 刺されたあとがひどい、眠れないなどのときは、医師に相談してください。
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