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入居申し込みと審査(Rental application・Reference・Credit check)

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ひとことで言うと

カナダで部屋を借りるときは、申込書(Rental application)を出し、前の大家の推薦(Reference)や信用情報の確認(Credit check)などの審査を受けるのが一般的です。カナダでの信用履歴がない人が気をつける点と、BCとオンタリオ州の審査のルールをまとめました。

目次
  1. 申し込みから審査までの流れ
  2. カナダでの信用履歴がないとき
  3. 州・準州ごとの違い
  4. 手順
  5. 日本との違い・注意点

申し込みから審査までの流れ

カナダでは、内見して気に入った部屋があれば、申込書(Rental application)を出して大家の審査を受けます。大家は、収入や職歴などをもとに借り主を選びます。

カナダ住宅金融公社(Canada Mortgage and Housing Corporation、CMHC)によると、大家は審査のために、次のような情報を求めることがあります(CMHCのページ(新しいタブで開く))。

  • 信用情報機関(Credit bureau)の信用情報(Credit report)
  • 前の大家の推薦(Reference)
  • 職歴
  • これまでの住所の履歴

CMHCは、州・準州によっては、大家が家賃をきちんと払えるかを判断するために信用情報を確認できる、と説明しています。

カナダでの信用履歴がないとき

カナダに来たばかりの人は、カナダでの信用履歴(Credit history)がほとんどありません。CMHCも、ローンやクレジットカードを使ったことがなければ、大家が確認できる情報はほとんどないとしています。

CMHCは、信用履歴を作る方法として、クレジットカードを持つこと、ローンや請求を期日どおりに払うこと、クレジットカードの最低支払額を毎月払うことを挙げています。

信用情報に不安があるときに使える方法として、CMHCは次のことを紹介しています。

  • 前の大家から家賃を払った領収書をもらっておき、支払いの記録として示す
  • 保証人(Guarantor)を立てる。家賃が払えないときに代わりに責任を負うという手紙を、親や親しい友人などに書いてもらう

州・準州ごとの違い

ビバまる

州・準州によってちがうから、住んでいる州・準州を確認してね。

申し込みと審査のルールは州によって違います。2026年10月時点で確認できた2州のルールです。

州申込料審査で気をつける点
ブリティッシュコロンビア州(BC)大家は申し込みの受付・審査・処理に手数料を取れない申込料を求められたら、払う義務はない
オンタリオ州—人権法(Human Rights Code)にもとづき、収入だけで判断したり、信用履歴がないことを不利に扱ったりしてはならない

ブリティッシュコロンビア州(BC)

BC州政府は、大家が賃貸の申し込みを受け付けたり、審査・処理したりするための手数料を取ることはできないとしています(BC州政府のページ(新しいタブで開く))。敷金のルールは「敷金とペット敷金」で扱っています。

オンタリオ州

オンタリオ州人権委員会(Ontario Human Rights Commission、OHRC)の借り主向けの案内によると、次のようなルールがあります(OHRCの案内(新しいタブで開く))。

  • 大家は、賃貸の履歴、信用の推薦(Credit reference)、信用情報の確認を求められる。
  • 大家は収入について聞けるが、賃貸の履歴や信用の推薦、信用評価など、ほかに得られる情報もあわせて見なければならない。
  • 賃貸の履歴や信用履歴がないことを、不利に扱ってはならない。
  • 公的補助のある住宅を除き、「家賃が収入の30%未満の人だけを対象にする」といった家賃と収入の比率による線引きは違法。
  • 保証人を求められるのは、すべての借り主に同じ条件を課している場合だけ。

人種、出身地、市民権(難民の地位を含む)、家族の状況、障害、年齢、公的扶助を受けていることなどを理由にした差別も禁じられています。差別を受けたと思うときは、オンタリオ州人権審判所(Human Rights Tribunal of Ontario、1-866-598-0322)に申し立てられ、人権法律支援センター(Human Rights Legal Support Centre、1-866-625-5179)に相談できます(2026年10月時点)。

手順

  1. 内見のときに、申込書の書式と、必要な書類を大家に聞く。
  2. 身分証明書、収入や仕事の証明(雇用契約書や給与明細など)、前の大家の連絡先をそろえる。
  3. 信用情報の確認に同意を求められたら、どの会社が何を確認するのかを聞いてから同意する。
  4. 信用履歴がなければ、家賃の支払い記録や保証人など、代わりに示せるものを用意する。
  5. 審査に通ったら、賃貸契約(Lease)の内容を読んでから署名する(「賃貸契約の読み方」)。

ここに注意してね!

  • カナダでは、信用情報や前の大家の推薦が審査に使われます。カナダでの信用履歴がないと審査で不利になりやすいので、支払いの記録や保証人を用意しておくと説明しやすくなります。
  • 申し込みの段階で、まだ契約していないのに多額の前払いや手数料を求められる場合は注意が必要です。BCでは申込料そのものが禁止されています。詐欺の手口は「賃貸詐欺に注意」にまとめています。
  • 申込書には、仕事や収入、身分証明書など多くの個人情報を書きます。物件や大家が実在するかを確かめてから出すと安心です。
  • 審査のルールは州によって違います。審査で不当な扱いを受けたと思うときは、州の窓口や人権の相談窓口、弁護士に相談してください。

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