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パスポート(旅券)の更新と紛失(カナダでの申請)

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ひとことで言うと

カナダに住む日本人は、管轄の大使館・総領事館でパスポートの切替(更新)や再発行を申請できます。残りの有効期間が1年未満になれば切替でき、在留届を出していればオンライン申請もできます。受け取りまで1か月前後かかり、手数料は2026年7月1日の申請分から下がりました。

目次
  1. カナダでパスポートを申請できる窓口
  2. 切替(更新)
  3. オンライン申請
  4. 紛失・盗難
  5. 手順
  6. 費用
  7. 日本との違い・注意点
YVR
ここは大事だよ

条件や金額は変わることがあります。手続きの前に、必ず公式の窓口やページで最新の情報を確認してください。個別の判断は、登録された専門家に相談してください。

カナダでパスポートを申請できる窓口

カナダに住む日本人は、住んでいる州・準州を管轄する日本の大使館か総領事館で、パスポート(旅券)を申請します。窓口は「州ごとの管轄の公館」で確かめられます。

パスポートは日本で作られて公館に送られるため、申請から受け取りまで1か月前後かかります(2026年10月時点の各公館の案内)。日本国内で申請するより時間がかかるので、旅行の予定がある人は早めに申請します。

窓口での申請と受け取りは、多くの公館で予約制です。在カナダ日本国大使館(オタワ)のパスポートの受付時間は、月曜日〜金曜日の9:00〜12:00と13:30〜16:30です(2026年10月時点、大使館案内のページ(新しいタブで開く))。

切替(更新)

有効なパスポートを持っている人が新しいパスポートに切り替えることを「切替発給」と言います。

  • いつから:原則として、残りの有効期間が1年未満になってから申請できます。
  • 新しいパスポートの有効期間:新しいパスポートを作った日から5年または10年です。古いパスポートの残りの期間は引き継がれません。
  • 古いパスポート:新しいパスポートを受け取るまで使えます。

必要なもの(窓口申請の例)

在バンクーバー総領事館の案内(新しいタブで開く)では、切替に次のものが必要です。

  1. 旅券発給申請書(窓口にあるか、ダウンロード)
  2. いま持っているパスポート
  3. 写真1枚(6か月以内に撮ったもの、縦4.5cm×横3.5cm)
  4. カナダでの滞在資格がわかる書類(滞在許可証、PRカードなど)
  5. 18歳未満で、親権者が申請書に署名できない場合は申請同意書

氏名や本籍地が変わっていなければ、切替では戸籍謄本を省略できます。ただし、名前や本籍に変更があるとき、有効なパスポートを持っていないとき、外国式の名前を新しく併記したいときなどは、6か月以内に発行された戸籍謄本(または電子戸籍パス)が必要です。

パスポートが切れてしまったとき

有効期間が過ぎたパスポートは切替できず、「新規発給」として申請します。この場合は戸籍謄本(6か月以内に発行)か電子戸籍パスが必要です。戸籍謄本の取り寄せ方は「戸籍謄本の取り寄せ」で扱います。

オンライン申請

外務省のオンライン在留届(ORRネット)に在留届を登録している人は、スマートフォンのアプリを使ってオンラインでパスポートを申請できます(在バンクーバー総領事館の案内)。オンライン申請では、手数料をクレジットカードで払えます。カードでの支払いは日本円建てで、カナダで発行されたカードではカナダドルに換算して請求されます。

受け取りは、オンライン申請でも窓口でも、本人が公館に行く必要があります。未成年や高齢の人も同じです。在留届については「在留届の出し方」にまとめています。

紛失・盗難

パスポートをなくしたり盗まれたりしたときは、次の順に手続きします。

  1. 近くの警察に届け出て、届出の書類をもらいます。
  2. 管轄の公館に「紛失一般旅券等届出書」を出します。
  3. 新しいパスポートを「新規発給」として申請します。

在バンクーバー総領事館の紛失のページ(新しいタブで開く)では、紛失のときの申請に、申請書、紛失届、本人確認書類(運転免許証など)、戸籍謄本の原本(6か月以内)または電子戸籍パス、写真2枚、カナダの警察への届出書、滞在資格がわかる書類が必要としています。再取得には、おおむね1か月かかります。

急いで日本に帰るとき

新しいパスポートを待てず、急いで日本に帰らなければならないときは、「帰国のための渡航書」を受けて帰国できます。日本に帰るためだけに使える書類です。日本国籍を証明する書類(戸籍謄本、電子戸籍パス、本籍の書かれた住民票のいずれか)、警察への届出書、帰国便の航空券などが必要です。

在バンクーバー総領事館は、帰国のための渡航書でアメリカを経由して帰国する場合は、アメリカの査証(ビザ)が必要だと案内しています。カナダから日本へはアメリカ経由の便もあるので、乗り継ぎ地に気をつけます。

手順

  1. 管轄の公館と、窓口申請かオンライン申請かを決めます。
  2. 必要書類(写真、カナダの滞在資格の書類など)をそろえます。戸籍謄本が必要な場合は、日本から取り寄せます。
  3. 窓口申請なら予約をして申請します。オンライン申請なら、ORRネットに登録したうえでアプリから申請します。
  4. 交付の連絡を受けたら、予約をして本人が受け取りに行きます。窓口申請の人は手数料を現金で払います。

費用

手数料は日本円で決められていて、公館が年度ごとにカナダドルに換算しています。2026年7月1日の申請分から手数料が改定されました。在カルガリー総領事館の旅券手数料のページ(新しいタブで開く)では、2026年7月1日から2027年3月31日までの手数料が次のとおりです(2026年10月時点)。

種類窓口申請オンライン申請
10年旅券(18歳以上)C$87C$83
5年旅券(18歳未満)C$45C$41
残存期間同一旅券・記載事項変更C$54C$50
帰国のための渡航書C$35C$35
  • 手数料は、受け取った日ではなく申請が受理された日の額が適用されます。
  • 窓口申請の支払いは、受け取りのときにカナダドルの現金だけです。在バンクーバー総領事館は、セント単位の小銭は受け付けないとしています。
  • 改定後の表では、10年旅券は18歳以上、5年旅券は18歳未満の区分になっています。

ほかの公館の額も同じ制度で決められていますが、公館ごとのページで確かめます。

日本とのちがいと注意点だよ!

  • 日本国内では申請から交付まで2週間程度ですが、外務省は、在外公館での申請は日本からの配送があるため、さらに2週間程度かかるとしています。
  • 日本の国籍法第11条1項により、自分の意思で外国の国籍を取ると日本の国籍を失います。在バンクーバー総領事館は、帰化でカナダ国籍を取った人は、その時点で日本国籍を失っており、日本のパスポートは日本国籍の人にしか発給されないと案内しています。詳しくは「国籍の選択と二重国籍」で扱います。
  • 査証欄(ビザのページ)の増補は、2023年3月27日からできなくなりました。ページが足りなくなったときは、新しいパスポートを申請します。
  • 申請したパスポートを発行から6か月以内に受け取らずに失効させると、その後5年以内に申請するときの手数料が高くなります(在カルガリー総領事館の案内)。
  • 名誉総領事はパスポートの手続きを扱いません。管轄の総領事館か大使館で申請します。

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