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金融詐欺・なりすまし電話に注意(Bank investigator scam・Impersonation)

ひとことで言うと

銀行や警察、カナダ詐欺対策センター(CAFC)を名乗り「口座が不正に使われた」と電話してくる詐欺が報告されています。認証コードを教えさせたり、「安全な口座」に送金させたり、カードを受け取りに来たりします。電話はいったん切り、カードの裏の番号で自分から銀行にかけ直すのが基本です。

目次
  1. よくある「銀行の調査員」詐欺
  2. CAFCを名乗る詐欺
  3. 身を守るために
  4. 手順:被害にあったとき
  5. クレジットカードを不正に使われたとき
  6. 日本との違い・注意点
ここは大事だよ

条件や金額は変わることがあります。手続きの前に、必ず公式の窓口やページで最新の情報を確認してください。個別の判断は、登録された専門家に相談してください。

よくある「銀行の調査員」詐欺

カナダ詐欺対策センター(Canadian Anti-Fraud Centre、CAFC)は、銀行の調査員を名乗る詐欺(bank investigator scam)に注意を呼びかけています。CAFCの説明のページ(新しいタブで開く)によると、詐欺をする人は、金融機関、警察、Amazon、信用情報機関などを名乗り、「口座が不正に使われた」と連絡してきます。

主な手口は次のとおりです。

  • パソコンを操作させる:「調査を続けるため」と言って、パソコンやスマートフォンを遠くから操作できるようにさせる。
  • 「調査への協力」としての送金:犯人を捕まえるためと言って、お金を送らせる。
  • 受取人を勝手に登録する:オンラインバンキングに自分たちを送金先として加え、送金させる。
  • 認証コードを聞き出す:銀行を名乗り、「本人確認のため」と言って、テキストメッセージやメールで届いたコード(多要素認証のコード)を教えさせる。
  • 家にカードを取りに来る:「調査のため」と言って、デビットカードやクレジットカードを家に取りに来る。ICチップを残したままカードを傷つけるよう言うこともある。

電話の画面に出る番号が本物の銀行の番号に見えても、偽装されていることがあります。

CAFCを名乗る詐欺

CAFCは2026年7月の注意喚起(新しいタブで開く)で、CAFCや警察と一緒に動いていると名乗る詐欺が増えていると伝えています。偽のロゴや書類を使うこともあります。

このとき、次のようなお金を求められます。

  • 「安全な口座(safe account)」への送金
  • 事務手数料
  • 税金や法律の費用
  • 保証金
  • 暗号資産(仮想通貨)や電信送金の手数料

「被害金を取り戻せる」という連絡で、またお金を払わせる手口もあります。CAFCは、被害のお金を取り戻すためにお金を送らないよう呼びかけています。

身を守るために

CAFCが勧めている主な点です。

  1. 電話の画面に出る番号を信じない。
  2. テキストメッセージやメールで届いたコードは、誰にも教えない。
  3. パソコンを遠くから操作させない。
  4. 金融機関や警察が、カードを渡すよう求めることはない。
  5. 不審な電話は切り、カードの裏にある番号で自分から金融機関にかけ直す。相手が教える番号にはかけない。
  6. Interac e-Transfer の自動入金(Autodeposit)を登録しておく(Interac e-Transferの記事)。

手順:被害にあったとき

CAFCの被害にあったときのページ(新しいタブで開く)による流れです。身の危険があるときは911に電話します。

  1. 落ち着いて、書類、領収書、メールやテキストメッセージの控えなど、詐欺に関する情報を集める。
  2. お金を送った金融機関に連絡する。なりすまし(個人情報の盗用)の場合は、すべての口座に注意の印を付けてもらい、パスワードを変え、信用情報機関のEquifaxとTransUnionの2社に届け出る。
  3. 地元の警察に届け出て、事件番号(file number)を控える。
  4. ネットの「Report Cybercrime and Fraud」か、CAFCの電話(1-888-495-8501、月曜〜金曜の東部時間10:00〜16:45)に届け出る。
  5. CAFCは、政府機関への連絡先として、カナダ歳入庁(CRA、1-800-959-8281)とService Canada(1-800-0-Canada、1-800-622-6232)を挙げている。

信用情報機関への届け出はクレジットヒストリーの記事でも扱っています。

クレジットカードを不正に使われたとき

カナダ金融消費者庁(FCAC)によると、クレジットカードを他人に不正に使われたときの本人の責任は、法律で最大C$50です(2026年10月時点)。Visa、Mastercard、American Express は、不正な取引について本人に責任を負わせないと約束しています。気づいたら、すぐにカード会社に連絡します。

ここに注意してね!

  • カナダでは、銀行の調査員、警察、CAFC、Amazon、信用情報機関などを名乗る手口が報告されています。
  • 英語での早口の電話に慌てて答える必要はありません。いったん切って、自分で調べた番号にかけ直します。
  • Interac e-Transfer で送ったお金は、相手が入金すると取り消せません。送る前に相手を確かめます。
  • ほかの手口はよくある詐欺の手口、CRAを名乗る詐欺はCRAを名乗る詐欺の記事で扱います。

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