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返品と返金のルール(Returns and refunds)

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ひとことで言うと

カナダでは、壊れていない商品の返品や交換を店が受け付けるかどうかは、原則として店の方針(Return policy)しだいです。一方、商品が届かない、壊れている、契約の内容が足りないといった場合には、州の消費者保護の法律で解約や返金を求められることがあります。ルールは州ごとに違います。

目次
  1. 返品は店の方針しだいが基本
  2. 法律で解約や返金を求められる場合
  3. 州・準州ごとの違い
  4. ギフトカードと店のクレジット(BC)
  5. 手順
  6. 日本との違い・注意点
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返品は店の方針しだいが基本

カナダで買ったものを「気が変わったから返したい」というとき、店がそれを受け付けるかどうかは、基本的に店の返品・交換の方針(Return policy、Exchange and refund policy)で決まります。

たとえばケベック州の消費者保護局(Office de la protection du consommateur、OPC)は、壊れていない商品の交換・返金のページ(新しいタブで開く)で、店は交換や返金の方針を持つ義務はないとしています。方針を決めた店は、条件を自由に決められますが、決めた条件は守らなければなりません。

そのため、買う前にレシートや店内の掲示、ウェブサイトで返品の条件(日数、レシートの有無、返金か店のクレジットか)を見ておくことが大切です。

法律で解約や返金を求められる場合

店の方針とは別に、州の消費者保護の法律で、解約や返金を求められる場合があります。主な例は次のとおりです。

  • 注文した商品が、約束の日から一定の期間を過ぎても届かない。
  • 商品に欠陥がある(壊れている、普通に使えない)。
  • ネット通販などで、法律で決まった契約の内容や控えが渡されていない。
  • 訪問販売やジムの会員契約など、クーリングオフ(cooling-off period)がある契約。

クーリングオフや契約の解約は「携帯・ジムなどの契約と解約」で扱います。

州・準州ごとの違い

ビバまる

州・準州によってちがうから、住んでいる州・準州を確認してね。

日本人の多い3州の主な決まりです(2026年10月時点)。

州商品が届かないとき返金の期限その他
BCネット通販で、約束の日(日付がなければ購入日)から30日以内に届かなければ解約できる解約から15日以内(商品を返す場合は返したあと)2026年8月1日に新しいルールが始まった
オンタリオ州約束の配達日から30日以内に届かなければ返金を求められるクーリングオフの多くの契約で15日以内—
ケベック州——欠陥のある商品は、店の方針に関係なく修理・交換・返金の対象

ほかの州・準州にも、それぞれの消費者保護の法律があります。

BC:ネット通販の解約

Consumer Protection BCのネット通販のトラブルのページ(新しいタブで開く)によると、2026年8月1日に新しいルールが始まりました。2026年8月1日以降の契約では、主に次のように決まっています。

  • 商品が、約束の配達日・発送日から30日以内(日付がなければ購入から30日以内)に届かなければ、解約して返金を求められる。
  • 契約の控え(copy)は、契約から15日以内に受け取ることになっている。受け取れなければ解約できる。
  • 解約したら、事業者は15日以内に全額を返金する(商品を返す必要があるときは、返したあと)。
  • 解約して商品を返すときは、未使用で届いたときと同じ状態でなければならない。返送料を請求されるべきではないとされている。事業者は15日以内に返し方を伝える。

事業者が15日以内に返金しないときは、クレジットカード会社に支払いの取り消し(chargeback)を求めることができます。カード会社は30日以内に受け付けを知らせ、2回の請求期間か90日のどちらか早いほうまでに取り消すことになっています。

2026年7月31日までの契約には、以前のルールが当てはまります。

オンタリオ州

オンタリオ州の消費者保護法の権利のページ(新しいタブで開く)によると、注文した商品が約束の配達日から30日以内に届かないときは、返金を求められます。クーリングオフで解約したときは、多くの契約で事業者は15日以内に返金します(ペイデイローンは2日以内)。

ケベック州:欠陥のある商品

OPCの欠陥のある商品のページ(新しいタブで開く)によると、商品は普通の使い方で、合理的な期間使えなければなりません。欠陥があるときは、売った店(またはメーカー)が、修理・交換・返金のどれかで対応します。この権利は、店の交換・返金の方針に関係なく認められます。

ギフトカードと店のクレジット(BC)

Consumer Protection BCのギフトカードのページ(新しいタブで開く)によると、BCでは金額を決めたギフトカード(例:C$50のギフトカード)に有効期限を付けることは認められていません。手数料もかけられません。ただし、次のものには有効期限を付けられます。

  • 特定のサービス用のギフト券(例:マニキュア1回分)
  • セールやオークションで割引価格で買ったもの
  • 慈善目的で売られたもの
  • 2009年より前に買ったもの

返金できない商品を返品して店のクレジット(store credit)をもらったときは、そのクレジットに有効期限が付くことがあります。

手順

  1. 買う前に、レシートや店の掲示、ウェブサイトで返品の条件を見ておく。
  2. レシート、注文の確認メール、支払いの記録、商品の写真を保存する。
  3. 店や会社に、何が問題で、返品・交換・返金のどれを求めるかを伝える。
  4. 解決しなければ、書面(メールや手紙)で求める。
  5. それでも解決しなければ、州の消費者保護の窓口に相談する。窓口は「消費者保護の相談先」で扱う。

ここに注意してね!

  • 「気が変わった」ための返品を受け付けるかどうかは、店の方針しだいです。返品を受け付ける店でも、日数やレシートの条件があります。
  • 商品が届かない、欠陥があるといった場合は、店の方針とは別に、州の法律で解約や返金を求められることがあります。
  • ネット通販の解約のルールは州ごとに違います。BCでは2026年8月1日にルールが変わりました。海外のサイトからの買い物は「ネット通販と関税」で扱います。
  • 自分の場合に法律がどう当てはまるかは、州の消費者保護の窓口や弁護士に相談します。返金を求めて裁判をするときは「少額訴訟」で扱います。

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