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就労許可(Work permit)の全体像

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ひとことで言うと

カナダで働く外国人の多くは、就労許可(Work permit)が必要です。就労許可には、決まった雇用主のもとで働く「雇用主指定」と、原則どの雇用主でも働ける「オープン」の2種類があります。2026年10月時点の申請料はC$155で、オープンの場合はさらにC$100がかかります。

目次
  1. 就労許可とは
  2. つの種類
  3. 申請できる人の条件
  4. 手順
  5. 費用
  6. 日本との違い・注意点
WORK PERMIT
ここは大事だよ

条件や金額は変わることがあります。手続きの前に、必ず公式の窓口やページで最新の情報を確認してください。個別の判断は、登録された専門家に相談してください。

就労許可とは

就労許可(Work permit)は、移民・難民・市民権省(Immigration, Refugees and Citizenship Canada、IRCC)が出す、外国人がカナダで働くことを認める書類です。IRCCの就労のページ(新しいタブで開く)では、ほとんどの外国人はカナダで働くために就労許可が必要とされています。

日本で「就労ビザ」や「労働ビザ」と呼ばれることがありますが、カナダでは入国のための書類(eTA や訪問者ビザ)と、在留中に働くための就労許可は別のものです。

就労許可が必要なのに持っていない人は、カナダで合法的に働けません。求人への応募書類に「カナダで働く資格がある」と書くこともできません。一部の仕事や立場では就労許可がいらない場合もあります(商用での短期滞在など。「商用での短期滞在」)。

2つの種類

種類内容仕事のオファー
雇用主指定の就労許可(Employer-specific work permit)許可に書かれた雇用主・勤務地・職種で働く必要
オープンワークパーミット(Open work permit)原則としてどの雇用主のもとでも働ける不要

違いの詳細は「オープンと雇用主指定の違い」で説明します。

雇用主指定の就労許可

IRCCの雇用主指定の就労許可のページ(新しいタブで開く)によると、この許可では、許可に書かれた条件のもとで期限まで働けます。許可には次の欄があり、すべてを守る必要があります。

  • 追加情報(Additional Information):雇用主、勤務地、職種
  • 条件(Conditions):守るべきことの番号付きの一覧
  • 備考(Remarks):追加の説明や条件

申請には、IRCCの不適格な雇用主の一覧(non-compliant employers list)に載っていない雇用主からの仕事のオファーが必要です。多くの仕事では、雇用主が先に労働市場影響調査(Labour Market Impact Assessment、LMIA)を取る必要があります。LMIAについては「LMIA(労働市場影響調査)」、LMIAがいらない就労許可は「LMIAが不要な就労許可」で扱います。

IRCCは、よく使われる雇用主指定の許可として、国際経験カナダ(IEC)のヤングプロフェッショナル、グローバル・スキル戦略(Global Skills Strategy)、農業労働者などをあげています。

オープンワークパーミット

IRCCのオープンワークパーミットのページ(新しいタブで開く)によると、オープンワークパーミットは決まった仕事にひもづかないため、雇用主はLMIAや雇用のオファーの登録をする必要がありません。

ただし、取れるのは決まった場合に限られます。IRCCは、国外から申請する人の多くはオープンワークパーミットを取れず、申請者の多くはカナダ国内から申請すると説明しています。主な対象は次のとおりです。

  • 卒業後就労許可(PGWP)の申請者
  • IECのワーキングホリデーの申請者
  • 永住権の申請者の家族、就労許可を持つ人の家族、留学生の配偶者など
  • 難民、保護された人、職場で虐待を受けた人など
  • 永住権の申請者(条件あり)

申請できる人の条件

国外から申請する場合の条件のページ(新しいタブで開く)では、すべての申請者に次のことを求めています。

  • 滞在中に本人と家族の生活を支え、帰国できるだけのお金があることを示す
  • 必要な書類をすべて出す
  • 入国できることを示すために求められた書類を出す
  • 就労許可の期限までにカナダを出ることを示す

次のような場合は、不許可になることがあります。

  • 健康上の理由で入国が認められない
  • 犯罪歴がある(警察証明を求められることがある)
  • カナダの安全にとって危険がある
  • 申請で事実と違うことを伝えた
  • 不適格な雇用主の一覧で「ineligible」とされた雇用主や、ストリップや性的なサービスを定期的に提供する雇用主のもとで働く予定である

手順

  1. IRCCのウェブサイトの質問に答えて、必要な就労許可の種類と、特別な申請方法があるかを確かめる。
  2. 雇用主指定の許可なら、雇用主にLMIAが必要かを確かめてもらい、必要なら雇用主がLMIAを取る。雇用主から、LMIAの通知書(LMIA letter)とその別紙(Annex A)など、申請に必要な書類を受け取る。
  3. 国外、カナダ国内、入国地点(Port of entry)のどこから申請できるかを確かめる。申請方法は場所によって違います。
  4. IRCCのアカウントからオンラインで申請し、料金を払う。
  5. 指示があれば、バイオメトリクス(指紋と顔写真)の登録、健康診断、警察証明の提出をする。
  6. 許可が出たら、許可証に書かれた雇用主・職種・勤務地・期限などを確かめる。
  7. カナダで働くために、社会保険番号(Social Insurance Number、SIN)を申請する(「社会保険番号(SIN)」)。

費用

2026年10月時点のIRCCの料金表(新しいタブで開く)の主な額は次のとおりです。

項目金額
就労許可(延長を含む)1人C$155
オープンワークパーミットの手数料(Open work permit holder fee)C$100(就労許可の料金に加えて)
バイオメトリクス1人C$85(2人以上の家族はC$170まで)
労働者としての在留資格の回復と新しい就労許可C$401.25
雇用主の手数料(Employer compliance fee。雇用主が払う。オープンワークパーミットではかからない)C$230

健康診断や警察証明の費用は別にかかります。

日本とのちがいと注意点だよ!

  • カナダの就労許可は、種類によって働ける雇用主・職種・勤務地が決まります。雇用主指定の許可で、許可に書かれていない雇用主のもとで働くことはできません。
  • 「ワーキングホリデー」はIECの一部で、オープンワークパーミットの一種です(「日本人のワーキングホリデー」)。
  • 留学生は、条件を満たせば就労許可なしで学内・学外で働けることがあります。ルールは学習許可の条件で決まります。
  • 就労許可の期限が近づいたら、期限の前に延長を申請します。延長や在留資格の回復は「滞在の延長と資格の変更」で扱います。
  • 自分にどの許可が合うかの判断は、IRCC か登録移民コンサルタント(Regulated Canadian Immigration Consultant、RCIC)に相談します。

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