カナダ式の履歴書(Resume)とカバーレター
カナダの履歴書(Resume)は、自分のスキルと実績を伝えるための書類で、2ページまでにまとめます。写真、年齢、婚姻状況、社会保険番号(SIN)は書きません。応募する仕事ごとに内容を合わせ、短いカバーレター(Cover letter)を添えるのが一般的です。
カナダの履歴書は「何ができるか」を伝える書類
カナダで仕事に応募するときは、履歴書(Resume)を出します。政府の求人サイト Job Bank の履歴書の書き方のページ(新しいタブで開く)は、履歴書を、自分のスキル、職歴、強みを示し、仕事で何ができるかを伝えるものと説明しています。決まった用紙に経歴を順に書くというより、応募する仕事に合わせて、自分で構成を考えて作る書類です。
Job Bank によると、雇用主が履歴書に目を通す時間は平均30秒です。短い時間で要点が伝わるように書くことが大切です。
履歴書に書くこと
- 連絡先:いちばん上に、名前、住所、メールアドレス、電話番号を書きます。メールアドレスは仕事にふさわしいものを使います。
- 職歴:最近の、応募する仕事に関係する経験を中心にします。何をしたかだけでなく、数字を使って成果を示します(例:「売上を○%増やした」)。
- 学歴と資格:学歴や資格(credentials)を書きます。
- ボランティア経験:応募する仕事に関係するものは書けます。
文章は、簡単な言葉と、handled(担当した)、managed(管理した)、led(率いた)、developed(開発した)、increased(増やした)のような動詞を使って書きます。「I」「my」「me」などの代名詞は使いません。あいまいな表現ではなく、具体的な例を挙げます。
長さは2ページまでにします。
履歴書に書かないこと
Job Bank は、次のことを書かないよう案内しています。
| 書かないこと | 理由など |
|---|---|
| 顔写真 | カナダでは一般的ではなく、かえって不利になることがある |
| 年齢、体重、身長、婚姻状況、宗教や政治の考え | 個人的な情報は書かない |
| 社会保険番号(SIN) | 履歴書には決して書かない |
| 前の仕事を辞めた理由 | 自分の強みを示すことにならない |
| リファレンス(推薦者) | 雇用主が採用を真剣に考えたときに求めるもの |
| 趣味・関心 | 雇用主が先入観を持つことがあるため |
SINは、採用が決まってから雇用主に伝える番号です(「社会保険番号(SIN)」)。
カバーレター
カバーレター(Cover letter)は、雇用主への自己紹介の手紙です。Job Bank の応募の準備のページ(新しいタブで開く)は、簡潔でよく書けていて、応募する会社と仕事に合わせたものにするよう案内しています。応募する仕事ごとに、別のカバーレターを用意することもあります。
手順
- 求人の説明(job description)と会社のウェブサイトを読み、求められているスキルや経験を確かめる。
- 自分の経験の中から、その仕事に関係するものを選び、成果を数字で書き出す。
- 連絡先、職歴、学歴・資格などをまとめ、2ページ以内の履歴書にする。
- その会社と仕事に合わせたカバーレターを書く。
- 誤字や脱字がないか、何度も読み直す。
- 求人の案内に従って応募する。仕事の探し方は「カナダでの仕事の探し方」で扱います。
費用
Job Bank には、履歴書を作る機能(Resume Builder)があります。Job Bank の無料の仕事探しの道具の一つで、使うにはアカウントにサインインします(2026年10月時点)。
日本とのちがいと注意点だよ!
- カナダの履歴書には、顔写真、年齢、婚姻状況を書きません。Job Bank は、写真を付けるとかえって不利になることがあるとしています。
- 決まった書式はなく、応募する仕事ごとに内容を変えて作ります。
- 社会保険番号(SIN)は履歴書に書きません。仕事を口実にした詐欺は「仕事探しの詐欺に注意」で扱います。
- 日本の学歴や資格が、カナダでそのまま認められるとは限りません。免許が必要な職業もあります(「日本の資格・学歴の認定」)。
- 面接の準備は「面接とリファレンスチェック」で扱います。
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