家具の買い方と中古の取引(Second-hand furniture and online marketplaces)
カナダでは、新品の家具店のほか、中古品店やオンラインの個人売買で家具をそろえる人が多くいます。中古品を売る・譲る人には、無料で渡す場合でも安全を確かめる責任があると、カナダ保健省は説明しています。トコジラミや詐欺に気をつけ、いらなくなった家具は市のルールに沿って処分します。
家具をそろえる方法
賃貸住宅には家具付き(furnished)と家具なし(unfurnished)があり、物件ごとに違います。部屋の種類は「住まいの種類」で扱います。
家具をそろえる方法は、主に次の3つです。
| 方法 | 特徴 |
|---|---|
| 新品の家具店・量販店 | 返品や保証の条件は店ごとに決まっている(「返品と返金のルール」) |
| 中古品店・リサイクルショップ | 店が売る中古品も、安全の決まりの対象になる |
| オンラインの個人売買 | Craigslist、Facebook Marketplace、Kijiji など(アルファベット順)。安く手に入ることがあるが、詐欺やトコジラミに注意が必要 |
中古品の安全のルール
カナダ保健省(Health Canada)の中古品のページ(新しいタブで開く)によると、中古品を売る人には、たとえ無料で譲る場合でも、その品が安全かを確かめる責任があります。カナダ消費者製品安全法(Canada Consumer Product Safety Act)に合わない製品を売ったり、配ったり、譲ったりすることは法律違反です。これはガレージセールなどの個人にも当てはまります。
売る前・譲る前に確かめることは、次のとおりです。
- リコールの対象や、販売が禁止された製品ではない。
- 欠けている部品がない。
- 今のカナダの安全基準に合っている。
買う人も、同じ点を確かめ、修理したことがあるか、何年使ったか、部品が欠けていないかを売り手に聞くよう勧めています。
販売が禁止されている主な製品
家具や子ども用品に関わるものでは、次の製品の販売がカナダで禁止されています。
- 昔ながらの側面が下がるベビーベッド(drop-side cribs)
- 歩行器(baby walkers)
- 傾斜のある乳児用の寝具(inclined infant sleep products)
リコールの情報は、カナダ政府のリコールと安全情報のデータベース(新しいタブで開く)で探せます。メールで最新の情報を受け取ることもできます。
トコジラミ
中古の家具、とくにマットレスやソファは、トコジラミを持ち込むことがあります。見分け方と、持ち込まないための注意は「害虫(トコジラミ・ゴキブリ)が出たとき」で扱います。
個人売買での詐欺
カナダ詐欺対策センター(Canadian Anti-Fraud Centre、CAFC)の商品の詐欺のページ(新しいタブで開く)は、オンラインの売買でよくある手口を挙げています。
- 支払いが「保留中」だという偽の通知を送ってくる。
- 取引を進めるための手数料を払うよう求める。
- 値段より多い金額を払い、差額を送り返すよう求める。
- QRコードを読み込ませて、銀行の情報を入力させる。
- 品物を見る前に、急いで支払うよう求める。
相場よりずっと安いものは、詐欺のことがあります。多要素認証の確認コードは、誰にも教えません。そのほかの手口は「よくある詐欺の手口」、送金の仕組みは「Interac e-Transferとデビットカード」で扱います。
手順
- 部屋の広さと、搬入する通路やエレベーターの大きさを測る。
- 新品か中古かを決め、店や売買サイトで探す。
- 中古品は、リコールの対象ではないか、部品がそろっているかを確かめる。
- 個人売買では、品物を見る前にお金を払わない。
- マットレスやソファは、トコジラミがいないか確かめてから部屋に入れる。
- いらなくなった家具は、売る・譲るか、市のルールに沿って処分する。
いらなくなった家具の処分
大きな家具の出し方は市ごとに違います。
- トロント:市の大型品のページ(新しいタブで開く)によると、家具、マットレス、ボックススプリングなどは、ごみの収集日に、ごみの容器の横に、品物どうし0.5mずつ空けて出します。トコジラミのいるマットレスは、全体をビニールで包んで出します。この収集の費用は、使うかどうかに関係なく、一戸建てと集合住宅の各戸に年単位でかかります(2026年10月時点)。
- ほかの都市:「バンクーバーのごみとリサイクル」「モントリオールのごみとリサイクル」「カルガリーのごみとリサイクル」で扱います。
家電を含めた大きなものの処分は「粗大ごみと電化製品の処分」でまとめます。
日本とのちがいと注意点だよ!
- 中古品を無料で譲る場合でも、譲る人に安全を確かめる責任があります。リコールの対象の子ども用品などを人に渡さないようにします。
- 日本で使っていた子ども用品でも、カナダで販売が禁止されている種類があります。
- 個人売買のトラブルは、店で買ったときのような返品の仕組みがないことがあります。困ったときの相談先は「消費者保護の相談先」で扱います。
- 帰国や引っ越しで家具を手放すときは、早めに売る・譲る準備を始めると、処分の手間が減ります。
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