クーガー(Cougar)
ひとことで言うと
クーガー(ピューマ)は、BC州やアルバータ州の山や森にすむ大型のネコ科の動物で、町の近くで見かけることもあります。出会ったら走らず、背中を見せずに体を大きく見せ、子どもはすぐ抱き上げます。襲われたら反撃します。避け方、出会ったときの動き方、通報先を州政府とカナダ公園局の案内からまとめます。
クーガーはどんな動物か
クーガー(Cougar)は、ピューマ、マウンテンライオンとも呼ばれる大型のネコ科の動物です。アルバータ州政府の案内(新しいタブで開く)によると、主にシカを食べ、ほかにエルク、ムース、ビッグホーン(オオツノヒツジ)、小型の動物も食べます。
- 一日中いつでも活動しますが、開けた場所や人の近くに出てくるのは、ふつう暗い時間です。
- カナダ公園局(Parks Canada)のバンフ国立公園の案内では、単独で行動し、夕方と明け方に最もよく動くとしています。
- 鳴くのは、繁殖期、身の危険を感じたとき、子どもと連絡をとるときだけです。
- 人がクーガーのすむ場所で暮らしたり過ごしたりすることが増え、アルバータ州ではこの10年ほどで目撃が増えています。
- 目撃の届け出の多くは、調べるとコヨーテ、ボブキャット、黄色っぽい犬、飼い猫だったとされています。
この記事では、案内を読んだブリティッシュコロンビア州(BC)とアルバータ州を中心にまとめます。
出会わないための工夫
BC州政府、アルバータ州政府、カナダ公園局の案内から、主なものを挙げます。
- 野生動物に餌をやらない。 クーガーが食べるシカや、小さな動物を集めることになります。
- ペットの餌を外に置かない。 BC州は、ペットの餌は若いクーガーや、クーガーが獲物にするリス・アライグマを引き寄せるとしています。
- ペットは放さない。 放したペットはクーガーに狙われやすいので、リードをつけるか柵の中に入れ、夜は家に入れます。
- ごみ、鳥の餌、たい肥をしまう。 果樹の実を地面に落としたままにしない(BC州)。
- 家の周りの見通しをよくする。 アルバータ州は、家の近くの草木を刈り、人の動きで点くライトを付けることを勧めています。
- 3人以上で、明るい時間に歩く(バンフ国立公園)。
- クーガーのいる地域ではベアスプレーを持つ(アルバータ州)。使い方は「ベアスプレーの使い方」で扱います。
カナダ公園局は、クーガーやクマ、オオカミからは100m以上離れるよう案内しています。
子どもを守る
BC州政府の案内(新しいタブで開く)では、子どもは高い声、小さい体、予想しにくい動きのため、クーガーの注意を引きやすいとしています。
- 外で遊ぶときは何人かで遊ばせ、大人が見守る。
- 夕暮れ前には家に戻り、夜明けまでは家の中で過ごす。
- 草木が茂った場所の近くで遊ばせない(バンフ国立公園)。
手順:クーガーを見かけたとき
- 落ち着いて、クーガーから目を離さない。近づかない。
- 小さな子どもをすぐに抱き上げる。ペットも近くに寄せる。
- クーガーが逃げられる道を空けたまま、ゆっくり後ずさりする。
- 走らない。背中を向けない。死んだふりをしない。急な動きは攻撃を招くことがあります。
- 腕や持ち物を頭の上に上げて、体を大きく見せる。大きな声で話す。
手順:近づいてくる、ついてくる、襲ってきたとき
- BC州の案内では、クーガーが興味を示したりついてきたりしたら、強い態度で応じます。目を合わせ続け、歯を見せ、大きな音を立てます。
- バンフ国立公園の案内では、叫ぶ、棒を振る、石を投げるなどして攻撃をやめさせます。
- 襲われたら反撃し、自分は獲物ではなく危険な相手だと思わせます。BC州は、クーガーの顔と目をねらうよう案内しています。
クマとは対応が違います。クーガーに対しては、死んだふりはしません。クマの場合は「クマに出会ったら」で扱います。
通報先
| 場所 | 連絡先 |
|---|---|
| BC州 | 人の安全にすぐ危険があるとき:自然保護官の通報窓口(COS Call Centre、RAPP)1-877-952-7277 |
| アルバータ州 | 住んでいる地域でクーガーを見たとき:最寄りの魚類・野生動物事務所(Fish and Wildlife office) |
| バンフ国立公園 | クーガーや肉食動物の新しい跡を見たとき:Banff Park Dispatch(403)762-1470 |
けが人がいるとき、命に危険があるときは911に電話します。
ここに注意してね!
- クーガーのいる地域でハイキングやキャンプをするときは、出会ったときの動き方を出かける前に家族や同行者と確かめておくと、いざというときに慌てずにすみます。
- クーガーは山奥だけでなく、人の住む地域の近くに出ることもあります。BC州やアルバータ州では、子どもやペットを夕方から明け方まで外に出しっぱなしにしないことが勧められています。
- クマと違い、クーガーには死んだふりをせず、反撃するのが州政府と公園局の案内です。動物によって対応が変わる点に注意します。
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