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街中のアライグマとスカンク(Raccoons and skunks)

ひとことで言うと

カナダの都市では、住宅地でアライグマやスカンクをよく見かけます。ごみや生ごみの容器、ペットの餌、屋根裏や縁の下のすき間が、動物を引き寄せる原因になります。トロント市の案内をもとに、家での対策と、病気やけがの動物を見たときの連絡先をまとめます。

目次
  1. 都市に住む野生動物
  2. 家のまわりの対策
  3. 屋根裏や縁の下にすみついたら
  4. 病気やけがの動物を見たら
  5. 日本との違い・注意点
草の上に立ってこちらを見るアライグマ
Photo: Allison Batley / Unsplash

都市に住む野生動物

アライグマ(raccoon)とスカンク(skunk)は、カナダの都市の住宅地でもよく見かける動物です。トロント市は、アライグマが都市の暮らしにうまく慣れていると説明しています。

  • アライグマ:主に夜に動きます。子育ての時期や、隠れ場所から追い出されたときは昼に出てくることもあります。冬眠はしないので、暖かい冬の日には昼に見かけることもあります。
  • スカンク:身を守るために強いにおいの液を吹きかけます。ポーチやデッキの下、物置の下、薪の山、石やがらくたの下にすみつくことがあります。

家のまわりの対策

トロント市の案内から、動物を引き寄せないための主な対策をまとめます。

  • 生ごみの容器(Green Bin)は、できればガレージや物置にしまう。 収集日の、できるだけ収集時刻の近くに道路へ出します。
  • ペットの餌を外に置かない。 生ごみ、ふたのないたい肥も動物を引き寄せます。
  • 家のすき間をふさぐ。 アライグマは、ふたのない煙突、ゆるんだ屋根板、屋根裏・屋根・軒のすき間、ガレージや物置から入りこみます。
  • 餌をやらない。 トロント市の動物条例(Animals Bylaw)では、公共の場所でも私有地でも、野生動物に餌をやったり、引き寄せるために食べ物を置いたりすることが禁止されていて、罰金の対象になることがあります。鳥の餌台は、清潔に保ち、ほかの動物を引き寄せない場合は認められています(トロント市のページ(新しいタブで開く))。

餌やりについては「野生動物に餌をやらない」でも扱います。

屋根裏や縁の下にすみついたら

トロント市は、アライグマが家に入ったときの手順を次のように案内しています。

  1. 出入り口を見つける。小麦粉をまいて足あとを見たり、すき間に布を詰めて取り除かれるか確かめたりします。
  2. 自分から出ていくようにする。酢をしみこませた布を置く、ラジオを大きな音で流す、明るくするなどの方法です。煙突から煙でいぶし出すことはしません。
  3. すべての動物が出ていったか確かめる。特に3月から7月は子どもがいることがあります。中に閉じこめると死んでしまいます。
  4. 出ていったら、金属板や丈夫な金網で入り口をふさぎ、煙突にふたを付けます。

スカンクの場合、追い出すのは子どもが自分で動けるようになってからにします。トロント市は、子育ての時期の4月から9月には、一方通行の扉で追い出す方法を使わないよう案内しています。

自分で捕まえるとき・業者に頼むとき

トロント市の動物サービス(Toronto Animal Services)は、わなの貸し出しや、健康な動物の捕獲はしていません。土地の持ち主は、動物を傷つけないわなで捕まえるか、野生動物の業者に頼むことができます。トロント市は、生きたまま捕まえた動物は捕まえた場所から1km以内で放すよう案内しています。ほかの州や市では決まりが違うことがあります。

病気やけがの動物を見たら

  • トロント市では、病気やけがをした動物、とても小さな子どものアライグマ、ようすがおかしいスカンクを見たら、311に連絡します。
  • 犬や猫がスカンクの液を浴びたときは、なるべく早く獣医に相談するよう案内されています。

狂犬病

トロント市は、温かい血の哺乳類はどれも狂犬病(rabies)のウイルスを持つことがあり、スカンクは主な感染源の1つだとしています。トロントでは、犬と猫に狂犬病の予防接種が義務付けられています。

カナダ公衆衛生庁(Public Health Agency of Canada)は、狂犬病のページ(新しいタブで開く)で、狂犬病の動物にさらされたかもしれないときは医療機関に連絡するよう呼びかけています。症状が出るとほぼ助からないため、早く予防の注射を始めることが大切だとしています。トロントで動物にかまれたときなどは、トロント公衆衛生局(416-338-7600)が窓口です。

日本とのちがいと注意点だよ!

  • 日本でもアライグマは外来種として各地にいますが、カナダの都市では、アライグマやスカンクが住宅地のごく身近にいます。かわいく見えても、近づいたり、さわったりしないようにします。
  • 生ごみの出し方や、動物の捕獲・放す場所の決まりは、州や市によって違います。住んでいる市の案内を確かめます。
  • 屋根裏の動物を追い出す前に、子どもがいないか確かめます。閉じこめると、においなど別の問題にもつながります。

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