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オオカミとコヨーテ(Wolves and Coyotes)

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ひとことで言うと

コヨーテは、アルバータ州などの都市の中でも見かけます。オオカミは国立公園などにすみます。どちらも、出会ったら走らず背中を見せず、体を大きく見せて大声を出して追い払うのが州と公園局の案内です。えさになるものを片づけ、犬はリードにつなぎます。

目次
  1. どんな動物か
  2. 出会わないための工夫
  3. ペットと子どもを守る
  4. 手順:出会ったとき
  5. 州・準州ごとの違い
  6. 日本との違い・注意点

どんな動物か

コヨーテ(Coyote)は、キツネと小型のコリーやジャーマン・シェパードの中間のような見た目のイヌ科の動物です。アルバータ州のページ(新しいタブで開く)によると、体重は9〜14kgで、鼻が細く、耳が大きく、走るときはふさふさの尾を低く下げます。主にウサギ、ネズミ、リスを食べます。

アルバータ州では、近年、都市の中のコヨーテが増えています。川の谷が通り道になり、人の食べ物が食事の最大30%になることもあります。夕方から明け方に動くことが多いものの、昼間に見かけることもあります。

オオカミ(Wolf)もイヌ科の動物で、バンフ国立公園などの国立公園にもすんでいます。BC州のページ(新しいタブで開く)は、オオカミやコヨーテが人、特に大人を襲ったり追いかけたりするのは普通ではないと説明しています。人を襲うようになるのは、直接・間接にえさをもらって、人に慣れてしまったことが原因になることが多いとされています。

出会わないための工夫

  • えさをやらない:わざと与えるのはもちろん、ペットフード、ごみ、落ちた果物、鳥のえさも片づけます。アルバータ州は、えさやりは必ず危険な状況につながり、人のけがや動物の死につながると説明しています。くわしくは「野生動物に餌をやらない」にまとめています。
  • ごみは収集日の朝に出す(アルバータ州)。
  • 犬の糞を片づける:コヨーテを引き寄せます。
  • 家のまわり:デッキや物置の下の空間は金網でふさぎ、フェンスの穴を直します。子どもの遊び場の近くの低い枝は切ります。人感センサーの照明も勧められています。
  • キャンプ:食べ物、ごみ、ドッグフードは、オオカミやコヨーテが届かないようにしまいます(バンフ国立公園)。
  • 距離:カナダ公園局(Parks Canada)は、オオカミやコヨーテからは100m(バス10台分)以上離れるよう案内しています。

ペットと子どもを守る

  • 犬はいつもリードにつなぎ、目を離さないようにします。オオカミやコヨーテは、放したペットを殺すことがあります(BC州)。
  • アルバータ州によると、1〜2月はコヨーテが群れになって相手を探す時期で、犬になわばり意識を強く見せ、犬を誘い出して襲うことがあります。
  • 夏から秋は、コヨーテの家族が一緒にえさを探し、若いコヨーテが動き回るので、見かけることが増えます。
  • 猫は家の中で飼います(アルバータ州)。
  • オオカミやコヨーテが近くにいるときは、いなくなるまで子どもを家の中に入れておくか、抱き上げます(BC州)。
  • 子どもには「怖くても走らない」「腕を上げて体を大きく見せ、怒った声で叫ぶ」「近づかない」「えさを置かない」と教えておきます(アルバータ州)。

手順:出会ったとき

  1. 走らない。背中を見せない。逃げると追いかけてきます。
  2. 腕を頭の上で振って、体をできるだけ大きく見せます。
  3. 低い声で叫び、目をそらさないようにします。
  4. 足を踏み鳴らし、石や枝などを動物の方へ投げます。ただし、動物に向かって飛びかかってはいけません(バンフ国立公園)。
  5. それでも近づいてくるときは、ゆっくり後ずさりし、建物や人のいる方へ移動します。
  6. 怖がらない(fearless)肉食動物に近づかれたら、ベアスプレーを使うことも案内されています。使い方は「ベアスプレーの使い方と持ち運び」にまとめています。

アルバータ州では、市街地のコヨーテに対して、人がいつも強い態度で追い払うことで「人のそばは居心地が悪い」と覚えさせる方法(aversive conditioning)がとられています。

州・準州ごとの違い

ビバまる

州・準州によってちがうから、住んでいる州・準州を確認してね。

通報先は場所によって違います。けが人がいるとき、命に危険があるときは911に電話します。

場所連絡先
BC州人の安全にすぐ危険があるとき、えさやりを見たとき:自然保護官の通報窓口(Conservation Officer Service Call Centre)1-877-952-7277
アルバータ州人に攻撃的なとき(かみつくなど)、病気やけがで動けないコヨーテを見たとき:Report-A-Poacher 1-800-642-3800。コヨーテの心配ごとは住んでいる市町村にも相談できる
バンフ国立公園オオカミ・コヨーテ・クーガーなど大型の肉食動物に出会ったとき:Banff Warden Office 403-762-1470

アルバータ州には、コヨーテの情報を録音で聞ける電話もあります(カルガリー周辺403-297-7789、エドモントン周辺780-644-5744)。

ここに注意してね!

  • カナダでは、住宅地の裏庭や公園、学校の近くにもコヨーテが来ることがあります。アルバータ州は、学校にコヨーテが来るのは食べ残しや包み紙を探すためだと説明しています。
  • クーガーと同じく、オオカミやコヨーテには「走らない」「大きく見せて追い払う」が基本です。クマとは対応が違う場面があるので、「クマに出会ったら」「クーガー」と合わせて確かめておきます。
  • BC州では、ペットに野生動物を追いかけさせることは州の野生生物法(Wildlife Act)に反します。
  • 国立公園では、犬をいつもリードにつなぎ、外に放置しないことが求められています。

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