カナダのスラング(loonie・toonie・toque)
1ドル硬貨は「loonie(ルーニー)」、2ドル硬貨は「toonie(トゥーニー)」。冬のニット帽は「toque(トーク)」。カナダの暮らしでよく出会う呼び名を、連邦政府のページで確かめられた範囲で紹介します。
お金の呼び名
カナダで暮らし始めて、まず耳にするのがお金の呼び名かもしれません。
移民・難民・市民権省(IRCC)の新しく来た人向けのお金のページ(新しいタブで開く)は、カナダの硬貨には日常で使われるニックネームがあるとして、次の呼び名を挙げています。
| 硬貨 | 呼び名 |
|---|---|
| 5セント | nickel(ニッケル) |
| 10セント | dime(ダイム) |
| 25セント | quarter(クォーター) |
| 1ドル | dollar、または loonie(ルーニー) |
| 2ドル | two dollars、または toonie(トゥーニー) |
このうち loonie と toonie は、カナダの硬貨ならではの呼び名です。
loonie は「鳥」から
1ドル硬貨が loonie と呼ばれるのは、硬貨の裏に**アビ(loon)**という水鳥が描かれているからです。
カナダ政府の翻訳局(Translation Bureau)の文章作法ガイド Writing Tips Plus(新しいタブで開く) は、loonie を「カナダの1ドル硬貨の呼び名として、書き言葉でも話し言葉でも広く使われている」と説明しています。スラングといっても、印刷物にも出てくる言葉です。
文化遺産省(Canadian Heritage)のオンタリオ州のシンボルのページ(新しいタブで開く)によると、カナダは1987年に1ドル紙幣を硬貨に替えました。その裏には泳ぐアビが描かれ、すぐに「loonie」というあだ名がつきました。アビはオンタリオ州の州の鳥でもあります(1994年に制定)。
2ドル硬貨は toonie です。お店で「Do you have a toonie?」と聞かれたら、2ドル硬貨のことです。
toque は冬のニット帽
冬のカナダで欠かせないのが toque(トーク)、つまり毛糸のニット帽です。
この言葉は、政府の公式な文書にも出てきます。たとえば国防省のカデット(青少年団体)の制服規定(新しいタブで開く)には、冬の帽子の選択肢として toque が載っています。寒さに応じて、耳を覆うように引き下げてかぶってもよいとされています。
つづりは toque のほかに tuque と書くこともあります。Language Portal of Canada のカナダ式つづりのクイズ「Pretty tricky, eh?(新しいタブで開く)」にも、toque と tuque の組み合わせが出題されています。
日本語の「ニット帽」や「ビーニー」にあたりますが、カナダでは toque と言うと通じやすい、というのが編集部の実感です。
日本とのちがいと注意点だよ!
- 日本では硬貨を「100円玉」のように金額で呼びますが、カナダでは loonie・toonie・quarter などの呼び名が日常的に使われます。IRCC も、新しく来た人向けにこれらの呼び名を紹介しています。
- カナダの1ドルは、1987年から紙幣ではなく硬貨です。日本の感覚より「硬貨の金額が大きい」ので、財布の小銭も意外と大事に使えます。
- コーヒーの注文の言い方など、ほかにもカナダらしい言葉はありますが、地域や人によって使い方が違います。わからない言葉は、その場で聞いてみるのがいちばんです。
- プレーリー地方の言葉は「カナダ英語の言い回し」、文末の eh は「「eh」の使い方」の記事で扱います。
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