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永住申請中のつなぎの就労許可(BOWP、Bridging open work permit)

在住
ひとことで言うと

つなぎのオープンワークパーミット(BOWP)は、永住権を申請して結果を待つ間、就労許可が切れそうな人が働き続けるための許可です。エクスプレス・エントリーや州推薦(PNP)などで、本人が主申請者として永住申請を出し、受理の通知を受けていることなどが条件です。

目次
  1. BOWPとは
  2. 対象になる永住権のプログラム
  3. エクスプレス・エントリーの場合の条件
  4. 州・準州ごとの違い
  5. 手順
  6. 費用
  7. 日本との違い・注意点
WORK PERMIT
ここは大事だよ

条件や金額は変わることがあります。手続きの前に、必ず公式の窓口やページで最新の情報を確認してください。個別の判断は、登録された専門家に相談してください。

BOWPとは

つなぎのオープンワークパーミット(Bridging open work permit、BOWP)は、永住権の申請の結果を待つ間も働き続けられるようにする就労許可です。移民・難民・市民権省(IRCC)のBOWPのページ(新しいタブで開く)では、就労許可の期限が近い永住権の申請者向けの許可として案内されています。

BOWPはオープンワークパーミットなので、一部の雇用主を除き、どの雇用主のもとでも働けます(「オープンと雇用主指定の違い」)。IRCCの免除コードの一覧では、労働市場影響調査(LMIA)が免除される区分(コードA75)に入っています(「LMIAが不要な就労許可」)。

対象になる永住権のプログラム

BOWPの条件は、どのプログラムで永住権を申請したかで変わります。

永住権のプログラム主な条件
エクスプレス・エントリー(連邦熟練労働者、カナダ経験クラス、連邦熟練技能職)永住申請を出して完全性の確認(completeness check)を通過し、受理の通知(AOR)を受けている
エクスプレス・エントリー経由の州推薦(PNP)上と同じ。加えて、州推薦の条件に就労の制限がない
エクスプレス・エントリー以外の州推薦(PNP)永住申請の基本の適格性の審査を通過し、受理の通知を受けている。州推薦の条件に就労の制限がない
ケベック州の熟練労働者ケベック州選抜証明書(CSQ)を持ち、永住申請の完全性の確認を通過している
農業・食品パイロット、介護者向けの一部のプログラム永住権の原則承認(approval in principle)を受けている
ケベック州の投資家CSQを持ち、永住申請の完全性の確認を通過している

エクスプレス・エントリーで「プールにプロフィールを登録した」だけでは、永住権を申請したことになりません。招待(ITA)を受けて永住申請を出した後の手続きです(「エクスプレス・エントリー」)。

エクスプレス・エントリーの場合の条件

エクスプレス・エントリーで申請した人の主な条件は次のとおりです。

  • BOWPを申請する時点でカナダに住んでいて、ケベック州以外に住むつもりである
  • 次のどれかに当たる
    • 有効な一時滞在の資格と、有効な就労許可がある
    • 就労許可の期限は切れたが、労働者として資格を維持している(maintained status)
    • 資格の回復(restoration)を申請して就労許可を受けられる
  • 永住申請の主申請者である
  • 完全な永住申請を出し、完全性の確認を通過している
  • 受理の通知(acknowledgement of receipt、AOR)を受け取っている。この通知は、IRCCが永住申請を受け取った後にアカウントに届きます

資格の維持(maintained status)については「在留資格の維持」にまとめています。

まだBOWPの対象でない場合

招待を待っている間に、就労許可の期限を切らさないようにします。今の就労許可の延長を申請して資格を保ちます。延長のために、雇用主が新しいLMIAを取ったり、新しい雇用のオファーを出したりする必要がある場合があります。

州・準州ごとの違い

地域条件
ケベック州以外エクスプレス・エントリー、州推薦などで申請し、ケベック州以外に住むつもりであること
ケベック州ケベック州の熟練労働者・投資家として、CSQを持って申請し、ケベック州に住む(住むつもりである)こと

州推薦で、推薦の条件に就労の制限(特定の雇用主など)がついている人は、BOWPの対象外です。

手順

エクスプレス・エントリーで永住権を申請した場合

  1. 永住申請を出し、受理の通知(AOR)を受け取る。
  2. 就労許可の延長・条件の変更の手続きとして、オンラインでBOWPを申請する。
  3. 就労許可の種類で「Open work permit」を選ぶ。
  4. 受理の通知の写しを「Client information」の欄にアップロードする(州推薦の人は推薦状も)。
  5. 就労許可の申請料と、オープンワークパーミットの手数料を払って提出する。

多くの場合、オンライン申請が必要です。オンラインで申請できない事情があるときは、紙で申請できます。エクスプレス・エントリー以外の州推薦の場合、IRCCは、永住申請が基本の適格性を満たすと確かめるまで、BOWPの審査を始めません。

費用

2026年10月時点のIRCCの料金表(新しいタブで開く)による額です。

項目金額
就労許可(延長を含む)C$155
オープンワークパーミットの手数料C$100
合計C$255

ここに注意してね!

  • BOWPの審査中にカナダを出ることはできます。ただし、就労許可の期限が切れた後に出国した場合や、国外にいる間に期限が切れた場合は、一時滞在の資格を失います。再び入国しても、新しい就労許可が認められるまで働けません。
  • 州推薦の人は、BOWPの決定の時点で有効な一時滞在の資格を持ってカナダにいる必要があり、そうでなければ申請が却下されることがあります。
  • エクスプレス・エントリー以外の州推薦では、永住申請の受理の通知を受けても、BOWPの審査が始まったという意味ではありません。
  • 永住権のプログラムごとに、必要な書類や条件が細かく違います。どのプログラムで申請したかを確かめてから準備します(「永住権の取り方」「州推薦(PNP)の仕組み」)。
  • 自分がBOWPの対象になるかの判断は、IRCC、登録移民コンサルタント(RCIC)、弁護士に相談します。

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