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仕事・税金 / 働く人の権利

労働組合(Union)

ひとことで言うと

カナダの労働組合は、労働関係委員会から認証(certification)を受けると、その職場のグループを代表して雇用主と交渉する唯一の窓口になります。法律の担当は職場で分かれ、多くは州、銀行・航空などは連邦です。組合に入ろうとしたことを理由に、不利な扱いをすることは禁じられています。

目次
  1. カナダの労働組合の仕組み
  2. 担当する法律と委員会
  3. 認証の流れ(連邦の例)
  4. 禁じられていること
  5. 日本との違い・注意点
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カナダの労働組合の仕組み

カナダでは、労働組合(union)が職場の一部の働き手のグループを代表して、雇用主と給与や働き方を交渉します。このグループを交渉単位(bargaining unit)と呼びます。

BC州の労働関係委員会の交渉権のページ(新しいタブで開く)によると、組合が認証(certification)を受けると、そのグループの唯一の交渉の窓口(exclusive bargaining agent)になります。

  • 雇用主と働く条件を交渉して合意できるのは、組合だけになる
  • 交渉で結ばれた約束を、労働協約(collective agreement)と呼ぶ
  • 協約をどう解釈し、守らせるかは、一人ひとりではなく組合が決める
  • 苦情の申し立て(grievance)を出すか、仲裁(arbitration)に進むかも、組合が決める

組合と雇用主が話し合って、認証を受けずに組合を窓口と認める方法(voluntary recognition)もあります。

担当する法律と委員会

労働組合のルールは、職場によって連邦か州の法律が担当します。銀行、航空、州をまたぐ運送などの連邦管轄の職場はカナダ労働法典(Canada Labour Code)、それ以外の多くの職場は州の法律です(「連邦管轄の職場」)。

管轄認証や争いを扱う機関
連邦カナダ産業関係委員会(Canada Industrial Relations Board、CIRB)
BCBC州労働関係委員会(Labour Relations Board of British Columbia)
オンタリオ州オンタリオ州労働関係委員会(Ontario Labour Relations Board、OLRB)
アルバータ州アルバータ州労働関係委員会(Alberta Labour Relations Board、ALRB)
ケベック州労働行政審判所(Tribunal administratif du travail、TAT)

認証の流れ(連邦の例)

CIRBの認証のページ(新しいタブで開く)によると、連邦管轄の職場では次のとおりです。

  • 交渉単位の働き手の過半数(50%を超える人)が組合を支持していると示せれば、投票なしで認証されることがある
  • まだ組合がなく、支持が35%から50%のときは、委員会が投票(representation vote)を行う
  • 管理職や、労使関係の秘密の情報を扱う人は、交渉単位に入らない

必要な支持の割合や投票の有無は、州で違います。BC州の委員会も、必要な支持の水準は申請の種類で変わると説明しています。

禁じられていること

BC州の不当労働行為のページ(新しいタブで開く)では、次のような行為が禁じられています。

  • 雇用主が、組合を作ることや組合の運営に関わったり、口を出したりする
  • 組合に入りたい、活動したいことを理由に、解雇、停職、異動、採用の拒否などをする
  • 組合が、許可なく勤務時間中に職場で勧誘する
  • 組合が、代表する働き手を、勝手に、差別的に、または不誠実に扱う(公正な代表の義務)

日本とのちがいと注意点だよ!

  • 日本の企業別組合と違い、カナダでは委員会の認証を受けた組合が、決まった交渉単位の唯一の窓口になります。
  • 組合のある職場では、苦情の扱いなどは労働協約と組合の手続きが中心です(「州ごとの雇用基準」)。
  • 自分の職場の組合や協約については、組合の担当者(steward など)か、管轄の委員会に問い合わせます。

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