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住まい / 賃貸

また貸し(Sublet)と契約の譲渡(Assignment)

在住ワーホリ留学駐在 ブリティッシュコロンビア州オンタリオ州ケベック州
ひとことで言うと

借りている部屋を一時的にほかの人に貸すのが「また貸し(Sublet)」、契約ごとほかの人に引き継ぐのが「譲渡(Assignment)」です。BC、オンタリオ州、ケベック州のどこでも、大家への申し出と同意が必要で、大家は理由なく断れません。また貸しでは、元の借り主が契約の責任を持ち続けます。

目次
  1. また貸しと譲渡の違い
  2. 州・準州ごとの違い
  3. ブリティッシュコロンビア州(BC)
  4. オンタリオ州
  5. ケベック州
  6. 手順
  7. 日本との違い・注意点
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条件や金額は変わることがあります。手続きの前に、必ず公式の窓口やページで最新の情報を確認してください。個別の判断は、登録された専門家に相談してください。

また貸しと譲渡の違い

長い旅行や一時帰国、急な引っ越しなどで、契約の途中で部屋を離れることがあります。そのときの方法として、また貸し(Sublet、サブレット)と、契約の譲渡(Assignment)があります。

方法内容元の借り主の責任
また貸し(Sublet)一時的に部屋を出て、戻るまでの間、ほかの人(Subtenant)に貸す残る。元の借り主が、また借りする人の「大家」の立場になる
譲渡(Assignment)部屋を完全に出て、契約そのものを新しい借り主に引き継ぐ新しい借り主が、契約上の権利と責任を引き継ぐ

ブリティッシュコロンビア州(BC)の州政府のページ(新しいタブで開く)も、この考え方で説明しています。

州・準州ごとの違い

州大家の同意断れる場合費用
BC書面での同意が必要定期の契約で6か月以上残っているときは、理由なく断れない。新しい人が契約を守れないと考える合理的な理由があれば断れる譲渡を検討・調査・同意することについて、大家は新しい人に料金を求めてはいけない
オンタリオ州同意が必要理由なく、また不合理に断れない信用調査など、実際にかかった合理的な費用だけ
ケベック州書面で通知。大家は15日以内に返事。返事がなければ同意したとみなす重大な理由(問題のある行動、家賃を払えないなど)がなければ断れない合理的な費用の払い戻しだけ

ほかの州・準州の窓口は「州ごとの賃貸法と相談先」にまとめています。

ブリティッシュコロンビア州(BC)

BC州政府によると、また貸しも譲渡も、大家の書面での許可が必要です。

  • 定期の契約(Fixed term)の残りが6か月以上あるときは、大家は理由なく断れません。
  • 大家は、新しい人について、信用やリファレンス(前の大家など)の情報を求めることがあります。
  • また貸しでは、元の借り主が、また借りする人の大家の立場になり、もとの契約にも責任を持ち続けます。

相談先は住宅賃貸局(RTB)です(「BC州の賃貸」)。

オンタリオ州

オンタリオ州の大家・借家人委員会(LTB)の借り主が契約を終える方法の案内(新しいタブで開く)では、譲渡について次のように説明しています。

  1. 借り主は、譲渡したいことを大家に書面で伝える。
  2. 大家は、譲渡そのものを断ることもできる。譲渡を認めた場合、特定の人を断るときは、勝手な理由や不合理な理由では断れない。
  3. 大家が断ったとき、または7日以内に返事がないときは、借り主は申し出から30日以内に、少なくとも30日前の予告で「借り主の契約終了の通知(Form N9)」を出し、契約を終えられる。
  4. 大家が、借り主が提案した人を不合理に断ったときは、LTBに「また貸し・譲渡についての申し立て(Form A2)」を出せる。

大家が請求できるのは、新しい人の信用調査など、譲渡の承認にかかった合理的な費用だけで、実際の費用を超えてはいけません。

LTBの住宅賃貸法の手引き(新しいタブで開く)によると、管理人(Superintendent)として住んでいる人、公営・非営利の住宅や補助のある住宅に住む人、勤め先や通っている学校が用意した住宅に住む人などは、譲渡やまた貸しの権利がないことがあります。学生寮の場合は注意が必要です。

契約の終え方全般は「退去の手続きと敷金の返還」でも扱っています。

ケベック州

ケベック州の住宅行政審判所(Tribunal administratif du logement、TAL)の譲渡とまた貸しのページ(新しいタブで開く)では、次のように説明しています。

  • 借り主は、大家に書面で知らせる。譲渡なら新しい人の名前と住所、譲渡する予定の日を、また貸しなら相手の名前と住所を書く。
  • 大家は、通知を受け取ってから15日以内に返事をする。返事がなければ、同意したものとみなされる。
  • 大家は、重大な理由がなければ断れない。問題のある行動や、家賃を払えないことなどが重大な理由に当たる。
  • 大家が求められるのは、合理的な費用の払い戻しだけ。
  • 譲渡では、元の借り主は譲渡の日からすべての責任から外れる。
  • また貸しでは、元の借り主が契約のすべての責任を持ち続ける。

大家が正当な理由なく断ったときは、TALが譲渡やまた貸しを有効と認め、大家に損害の支払いを命じることがあります(「ケベック州の賃貸」)。

手順

  1. 契約書を読み、また貸しや譲渡についての条項を確かめる(「賃貸契約の読み方」)。
  2. 一時的に離れるならまた貸し、戻らないなら譲渡、のどちらにするかを決める。
  3. 相手を決め、大家に書面で申し出る(名前、住所、開始日などを書く)。
  4. 大家の書面での同意を受け取り、保管する。
  5. また貸しなら、また借りする人と書面で約束を交わす(期間、家賃、敷金、部屋の状態の確認など)。
  6. 大家が不合理に断ったり返事をしなかったりしたときは、州の窓口(RTB、LTB、TAL)に相談する。

ここに注意してね!

  • カナダでは、州のルールで、大家が理由なくまた貸しや譲渡を断れない場合があります。ただし、どの州でも大家への申し出が前提で、BCでは書面での許可が必要です。大家に知らせずにまた貸しをしないことが大切です。
  • また貸しでは、また借りした人が家賃を払わなかったり部屋を傷めたりしても、元の借り主が大家に対して責任を負います。敷金や部屋の状態の確認を書面にしておくことが大切です(「入居時と退去時の点検」)。
  • ワーキングホリデーや留学生の間では、短い期間のまた貸しの募集が多く出回ります。借りる側は、相手が本当にその部屋の借り主か、大家の同意があるかを確かめます(「賃貸詐欺に注意」)。
  • ルームシェアや同居人との関係は、また貸しとは別の扱いになることがあります(「ルームシェアとホームステイ」)。
  • 個別の判断は、州の窓口や弁護士(ケベック州では公証人も)に相談してください。

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